昨日書いた、セッションをしなくても、自力でピンチを乗り切ったクライアントさんのお話。
今朝起きたら、メールの続きが来ていました。
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今コンクール会場です。二時間程前に本番終わり、結果発表待ちです。
私の伴奏は練習よりキズがあったけど、手も震えず流れも止まらずチェロの音もよく聞こえてました。何より他の人の演奏と客席(明るかった…)に心乱れることなく自分を失うことがなかったです。
緊張しているチェロ君をほぐし、モチベーションを上げようと終始彼のためだけを考えて、自分もハッピーにしていることだけに心を砕いた結果返ってきたものは、お金や時間や努力には代えがたい手応えです。
おそらく伴奏者としてはダントツ一番のできの悪さだったでしょう。でも私、ここから絶対這い上がってみせます!もうコンプレックスにとらわれ、慌てることを自分に許しません
そして、、第2弾。
今帰りの新幹線の中です。
結果発表と表彰式が同時で8時50分からで、私は先に帰ることになりました。先程電話をもらい、審査員奨励賞だったそうです。初めてのコンクールで、しかもヨレヨレの伴奏でこの結果は、立派ですよね〜!
ビオラ奏者のお母さんは、今日はどうしても外せない仕事がありました。副科でピアノをやって、小さい子にピアノも教えている彼女、できることなら自分で伴奏したかったでしょう。私の実力を知っていながら、短期間しかないのに頼まざるを得なかった彼女の胸中を察すると、同じ母親として迫りくるものがあります。
それでも諦めず何度か家に来て、多忙な息子のためにビオラ持参でレッスンしてくれました。ありがたい室内楽の講座をプライベートで受けられ、私もいい勉強になりました。
今回はすべて消化できませんでしたが、必ず役に立つと思います。
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え????審査員奨励賞受賞!
なんと、なんとすばらしいご褒美、待っていました!
なので、こう書きました。
彼女は音大卒ではないけれど、専門的にピアノを学び続け、指導者検定も目指しています。
弾く事が大好きで、時間さえあれば練習するほどピアノマニア。
海外赴任中は、子育てしながら赴任先のヨーロッパの音大でクラスを取られるほどでした。
そんな彼女の情熱を見聞きしたご近所の方から頼まれ、ピアノを子供たちに教えるようになりました。
でもね。彼女のご専門はフランス語なのですよ〜〜
ステキ!
最近は、音楽家の方にお声をかけていただき、室内楽をするまでになりました。
そして、今回のコンクールでの伴奏の大役!
時間なし、
経験なしの中、一生懸命立ち向かう姿は見事でした。
そして、太陽のように明るく、正直で、謙虚さ、情熱。
お人柄がすばらしい。
音大を出ていなくても、彼女のようにピアノを恋人に、幸せな音楽人生を歩まれる方もいらっしゃるのですね!
コーチとして、私も幸せです。