豊島屋さんと言ったら、鳩サブレー。
鳩サブレーと言ったら、鎌倉。
今では、デパ地下や駅ビルにも入っているけれど、
元々は、鶴岡八幡宮の若宮大路に面する大きなお店が本店です。
鳩の形をしたサブレーは、温かみがあって可愛らしく、
鎌倉のお土産として喜ばれる、
ちょっとした品の良さもあって、小さな頃から親しんできた味です。
昨日は、豊島屋125周年をお祝いした落語会が鎌倉芸術館でありました。
入り口には、鳩のマークの法被を着た社員さんに混ざって、
体の大きな社長さんもニコニコしながらお客様をお出迎え!
いつも思うのですが、豊島屋さんって感じがいいな〜〜
豊島屋が名を上げたのは、こんなこともありました。
そうです。
2014年。
鎌倉市が、清掃や海の監視など、維持費にお金のかかる海水浴場の命名権のスポンサーを募集したところ、
企業8社、個人一名から応募がありました。
そこでなんと、豊島屋は、
鎌倉市の提示した「3年以上年間100万円以上」という条件をはるかに上回る「10年、年間1200万円」という入札をして、愛称に社名などを使わず、これまで通り「材木座海水浴場」「由比ガ浜海水浴場」「腰越海水浴場」とすると発表!
このニュースは、鎌倉を駆け巡り、感動を伝えたい鎌倉市民が鳩サブレーを買いに並ぶほどでした。
いよいよ落語のスタートです。
小ホールと言っても結構広い!
すごいですよね〜〜
なんと、このホールに午後と夜の2公演のお客様は、すべて豊島屋さんのご招待・・・
招待状をいただいた方、ハガキに当たったみなさんもニコニコと席に着きます。
社員さんのお席も入り口近くにあって、なんと社長さんが座られたのは、いちばん隅のお席。
体の大きな優しい笑顔の社長さん。
ご挨拶で舞台に立った時、深々と頭を下げるその姿を見ただけで、泣きそうになりました。
なんか、お人柄が現れているんですよね。
そして、こうおっしゃられました。
「今日は、鎌倉の皆さんに笑っていただいて、その笑顔で鎌倉をいっぱいにしていただきたくて、
この会を催しました。どうぞ楽しんでいってくださいね」と。
社長の思いが、社員に、会場に、そして落語家さんに伝わって・・
だから、とても暖かくて感じがいいんですね!
落語は、大いに笑わせてもらい、ちょっとしんみりしたり、粋な気持ちにさせられたり。
やっぱり、すごい!
修行を極める芸なんだなあと思いました。
NY式部会でも、立川志生さんという落語家さんをお迎えして、
芸の神髄を見せていただき、感動したことがあったっけ。
その時のレポートです。
帰りがけ、お客様に配られたお土産の鳩サブレーの箱。
う〜〜ん。
嬉しいな!
久保田社長のお話。
代々、徳を積まれている。
そんなお人柄が表れていますよ〜〜
帰りは、私たちの好きな焼き鳥屋さんへ。
ここも、抜群に美味しい!
そして、働く人たちが感じがいいんです。
今や、全国からお客さんが見えるそうで、ますます予約が取れにくくなってきました。