岐阜で小さなコンクールが誕生しました。
このコンクールは、HANAMIZUKI芸術フエスティバルの姉妹バージョンのコンクールで、
主催者の松波知子先生と私で考えた『100%褒めてもらえるだけのコンクール』です。
どの子も皆、ステキな個性とクリエイティビリティを持っています。
でも、持って生まれた個性を自信をを持って堂々と表現する場が、なかなかありません。
失敗することや評価されることは、だれにとっても怖いものですよね。
でも、例え失敗したとしても、審査の先生は、ただただ良いところだけを見て褒めてくれると知っていたら?
多くのコンクールでは、褒めてもらった後に、「もう少しこうした方が良い」といったフィ‐ドバックがつきます。
でも、私たちは、あえて褒めることに焦点を置きました。
たねとつぼみのコンクールに参加してほしいのは、 我が生徒をコンクールに出すことに自信のない先生や人前で弾くことが怖い生徒さん達。
ぜひ、たねとつぼみのコンクールの暖かなステージで演奏することで、喜びで小さな芽を膨らませていただきたいと願ったのです。
小さなたねとつぼみのコンクールですから、今年は小さくスタートしました。
参加者は、小さなたねの部2名とつぼみの部30名。
ピアノとリコーダー、ヴァイオリンが1名ずつでした。
審査の先生は、ほめ上手な先生3名です。
今回参加してくださったリコーダーの演奏は、素晴らしい説得力を持っていたようです。
会場は水を打ったように静かになり、リコーダーといったら、学校で習った曲をピーピー吹くだけだった子供たちも、
この演奏の素晴らしさと出会い、意識を新たにしたようです。
さて、予選を経た1カ月後の本選では、審査の先生に褒められた『その子の強み』の部分がぐぐっと伸びて、
あまりにも変化した参加者の連続出場に、審査の先生、スタッフ全員はびっくり!
大変驚かれたそうです。
本選で演奏する参加者達は、それはそれは、活き活きと自信を持って自己表現していたそうです。
1人1人の個性は光輝き、なんともバラエティに富んだ演奏の連続。
なんと、主題者側が用意した金メダルと銀メダルが足りなくなってしまって慌てる!!!といった事も起きてしまいました。
ただ『褒める』だけなのに、これほどの大きな成果が出るなんて、
だれが予測したでしょう・・・
審査の先生方からは、
褒めた後に、つい、ダメだししたくなるのを押さえて、「褒めること」にチューニングするのは、本当に大変。
いやはや、ダメ出しが癖になっていたようです。と、苦笑いされる先生もいらっしゃったそうです。
合間には、武術かの天耀先生から、1人1人姿勢のチェックもしていただき、
会場は暖かく和やかなムードに包まれまれたそうです。
コンクール後には、多くの方から、次回も参加したいというお声をいただき、喜びの声を綴ったメールもたくさん届き、
私たちもうれしさでいっぱいです。
さあ、この素敵なコンクールを地元で開催してみたいと思われる先生、ぜひ、立候補してみませんか?
代表になられる先生の参加メンバーが50名ぐらい集まり、会場と大体の日程が決まったら開催可能です。
HANAMIZUKI事務局から、資料や要綱をお送りいたします。
お問い合わせも、どうぞ事務局へ。
HANAMIZUKIでは、毎年3月に行われる芸術フエスティバルの他、 伴奏検定も行っています。
3月の芸術フエスティバルには、私も帰国して審査に伺います。
ぜひ、岐阜でお会いしましょう!