オグラ邸パーティ

出会ったばかりの人に気軽に誘われ、英語のメールで招待状が送られてきたパーティに行くのは初めての経験です。
しかも盆踊り・夕涼み・クリスマスパーティって書いてある?

「本当にいいのかしら?」

「いいんですよ。大丈夫な人だから!」

シノさんに言われ、あつかましくないかしらと思いながらも伺うことにしたオグラ邸のパーティです。
オグラ氏は単身赴任、お寿司パーティらしいという情報をもとに和風のお惣菜を作ることにしました。

ひじきの煮物・切り干し大根の炒め煮・豚ひきの卵ロールをいそいそと作ります。
でも、なんだか主婦っぽくって貧乏くさい冴えないメニューだなあ。と思いながら味をチェックする私です。

オグラ邸に到着すると、とても気さくなオグラ氏が迎えて下さいました。
ダイニングテーブルには乗り切れないほどの持ち寄りのお料理とワインなどがおいしそうに並び、カジュアルで楽しそうな人たちが歓談しています。
オグラ氏は、自己紹介するみんなのプロフィールをカレンダーにどんどん書き込んでいきます。
「これっていいアイデアだわ〜!」いっぺんに名前を覚えるのが苦手な私には大助かりです。
カレンダーを見ると、今日のゲストは30代40代の留学生・研究者が多いようです。
・・・ムムム!レベルが高いぞ!・・・
私は、いつもの駐在員奥様モードとはまったく違う雰囲気と話題に脳みそが刺激されるのを感じます。

カレンダーに書ききれないほど次々に訪れるゲスト達、キッチンでドイツ出張土産のウインナーを炒める人現われ、ヒトミ先生とオグラ氏、ビビンガ氏のフルートの演奏、演奏にあわせて踊リ出す女性現われ。。。パーティは、どんどん盆踊り化して盛り上がっていきます。

ふと気がつくと初見の酔っ払いピアノでフルートの伴奏をしている私がいました。
いつもの「え〜無理です。駄目駄目ぜったいに弾けない」としり込みする私。
また、「今日は弾くからワインは控えて。」という私はどこへ行ちゃったの?
ピアノを弾いちゃっている私は別人かも。。。

でもそんなことにこだわっているほうがバカなんだと気づきました。

ピアノの椅子には3人の女性が座り、猫踏んじゃった・ブルグミューラー・ハノンの1番などバンバン弾いていきます。懐かしのヒットメドレーを童心に返って弾く人たちの顔は輝きとっても楽しそう!

そうこなくっちゃ!

みなさん日ごろは論文を書くために日々孤独な作業との戦いだそうです。
今日は気分転換の盆踊りか〜

うまく弾く・ちゃんと弾くの殻が割れて、新しい自分に出会えた幸せな夜でした。