Riezm Academy

ハロウィーン

すっかり秋も深まってきました。
雨に濡れた桜の真っ赤な葉や、公孫樹の黄金色の可愛い葉っぱが鮮やかです。
近所の葉祥明美術館の玄関脇には、大きなオレンジのパンプキンが飾られ、ハロウイーンのお祭りがやってきます。
アメリカでのハロウイーンを思い出しました。
ちょっと肌寒い夜に仮装してご近所を練り歩くのはスリリングで、特にお化け屋敷に行くのは大好きでした。
会場は廃屋になった大きなお屋敷で、お化けはボランティアの地元の消防士さん達なのです。
その飾りつけといい、お化けのメイクやコスチュームはとても本格的で、スタッフ一同の気合が感じられます。
入り口でチケットを売っている白雪姫の魔女は、本物そっくり。
感心していると、「お母さん。静かに!本物のおばあさんが魔女の帽子かぶっているだけだよ」とハルカに袖を引っ張られます。

蜘蛛の巣だらけの道を進むと、突然、巨体のフランケンシュタインがノコギリを手に暗闇から出てきて「うお〜〜〜!!!」と追いかけてきます。
その怖い事怖い事!
腰が抜けそうになってうずくまっていると肩をトントン叩かれて、可愛い8歳ぐらいの子供のお化けが現れて「Hay。。。」
「ぎゃー」
「もう、ヤダ」と泣きそうになっているハルカ&「すごい!本格的だ」と感動する私。
出口までたっぷり15分はかかったでしょうか。
ハルカは、翌年からは、一緒に行ってくれなくなってしまいました。

そんな、楽しいハロウィーンを思い出しながら空を見ると、1mぐらいの大きな蜘蛛の巣が2本の電線の間にあるのを見つけました。
アメリカでは小さな蜘蛛しか見かけなかったけれど、北鎌倉は蜘蛛の巣の見本市のようです。
場所によってはずらっと並んで、ご自慢のレース編みを見せびらかしているようでなかなか壮観です。
「これをアメリカ人に見せたら喜ぶだろうな」ふと思いました。
毎年作っていたパンプキンパイも今年は1人なので作らず仕舞い。
なんだかちょっぴり寂しい秋を過ごしています。