こんな不思議な色の夕焼け。
その夜に4つ目の花を咲かせたアマリリス。
なんか、ちょっと胸がざわざわしていたら、アメリカに帰ったハルカが震える声で電話をかけてきました。
「おかあさん。 今、最初の授業が終わったんだけど・・・」
声を失っています。
「なあに。どうした?」ドキドキする私。
「すごい。すごい授業だった。ああ、この先生の授業のレベルの高さといったら!」
「まだ若い先生なんだけど、ヨーロッパのアクセントの英語なんだけど、すごく一生懸命、汗を一杯かきながら、本当に、本当にすばらしい授業をしてくれたの」
「お母さん、信じられる?授業が終わったら、生徒全員がスタンディング・オべーションだよ。まるでパフォーマンスを見終わった時のようだった・・・こんな授業、受けたことない・・・」
私は、静かに感動していました。
自ら選んだ厳しい道を乗り越えてこそ手に入れた感動。
・・・引き寄せの法則。
あの子の行く道を信じて、心からサポートしてきてよかった。
「そうそう。エマと同じクラスなの。今度話しかけてみようと思って」
ついついミーハーな私は、1番気になることを聞いてしまいました。
「オーラある?」
我ながら、しょうもない質問です。
「すごくかわいいけれど、普通の子。むしろ普通でいられるからここを選んだんだと思う」
普通とは何か。
3歳から海外で育ち、普通のアメリカ人とは違う中で生きてきたハルカ。
孤独だったことと思います。
普通じゃないハルカは、周りのアメリカ人に合わせながら、自分の可能性を探り、懸命に生きてきました。
もしかしたら、エマもそうだったかも・・・?
「ハルカの普通」もエマ同様、見つかりますように・・・
*エマとは、エマ・ワトソンのことです。
あ!こんなこと書いたら「おかあさんったら、もう〜」って言われちゃうかしら?
先に謝っておこう。
スミマセン!