2つのお別れ

昨日は、北鎌倉最後の紅葉を楽しみました。2Fのダイニングの窓は、楓が真っ赤に紅葉して大きなスクリーンを見るように迫力満点です。そして、部屋の中まで燃えるように染め上がっています。楓の初めての大芝居に私は驚きながらも、精一杯のお別れを言っているようで愛おしく思います。


お別れと言えば、私のスタインウエイともお別れです。長く倉庫に置いておくのは嫌だったので、ヤマハの栄谷さんに相談して預かってくださる先生をご紹介していただきました。お別れ当日は、スタインウエイに慣れていないピアノ運送会社の対応に追われて、ばたばたとピアノは運ばれ、ただただ、ホッとする私でした。


夕方、大船の雑踏を1人で歩いていて、ふと、じっくり弾いて、きれいに拭いてあげることもしなかった自分に気づき、愕然としました。と同時にピアノは自分の分身である事を強く感じました。


NYのベートーベンピアノで出合ってから、信頼できる調律の人となかなか巡り合えず苦労した事。ピアノの足を揺れを直す為に、工場から派遣されてきた大きな男の人2人がドリルで穴を開け、ビックリしておお泣きした事。・(もちろん穴はふさいでもらいましたが)高木クラヴィァの高木社長、ジュリアードの調律部門の大御所積田さんと出会って1歩1歩ピアノは良くなっていきました。そんな人生を共にしたピアノは、今度は笹山先生宅でお留守番です。可愛い玲奈ちゃんは、どんなに楽しく弾いてくれるだろうと思うと、胸が膨らみます。笹山先生、玲奈ちゃん。どうぞ、よろしくね!