自然史博物館前の夢みるメリーゴーランド。
思えば、ハイストリートケンジントン、サウスケンジントン、チェルシー界隈をよく散歩しました。
今も、郵便物を取りにフロハムロードに行ったついでに、小さな街のカフェに入りました。
白と黒のチェッカー模様のタイルの床。
ギコギコするけど、なぜか居心地のよい椅子。
薄暗くて、温かい店内に流れるBGMはコーヒーを入れる音とお客さんの会話のみ。
コーヒーの深い香りが漂います。
そこにいるのは、アイロンがピシッとかかったズボンにツイードのジャケット。帽子をかぶったお洒落な英国おじいちゃん達。
静かで品の良い会話が耳に心地く聞こえてきます。
ベビーカーのママと赤ちゃんの姿が見えてきてカラン・コロンと入口のドアの音がすると、さっとドアを開けてあげる入口近くに座ったフランス人の若い男の人。
3回は開けてあげたでしょうか!
ニコニコしているベビーカーの赤ちゃんもお礼を言う若いママも、幸せに満たされている感じがします。
私の横は、おしゃれなマダムがイタリア語でおしゃべりしています。
・・・そんな中に、たった一人で座ってコーヒーを飲む私・・・
今、私は、別れと出会いの真ん中にいるんだな〜としみじみ思います。
結婚してから4回の転勤、10回の引っ越しでは、辞令が出た途端にいつも次のことを考えて行動してきました。
いつもポジティブでバリバリ元気な私でした。
でも今回、肩を痛めたお陰でペースダウンし、こうやって味わいながらも事を進めることが出来ることを発見しました。
この土日の2日間では、1番の難関だった2010年のレシートを整理することが出来ました。
これで安心。
後は、書き足して、年明けに税理士さんに送ることができます。
さあ!次は、大切に取っておいた仕事の資料の整理に取り掛かります。
本当に必要なものだけにします。
週末は、ウィ‐ンで過ごし、来週からは、「ピアノの調べ」の校正!
これがまた、時間がかかりそうだけど、面白い作業です。
音源を聞きながら、書き間違えや見落としがないか、何度もチェックしていくのです。
編曲者の小原君のバトンを受け継ぎます。
楽譜作りは、読者の皆さまのお手元に届くまで、手作業が続きます。
いろいろな時間の使い方を知て試す機会となったNY転勤。
自分の価値や習慣にとらわれないコーチになって、クライアントさんにFBしたいと思いました。
まだまだ進化中!