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イングレイテッド心理学〜抑圧と投影のお勉強〜

イングレイテッド心理学〜抑圧と投影のお勉強〜

 

ロンドンの溝口あゆかさんのイングレイテッド心理で学んだ「抑圧」と「投影」

なかなか自分の言葉にならなかったのですが、

今日の小貫淳子さんとのセッションで、少しわかってきたことを書いてみます。

淳子さんは、「抑圧投影道場」も主宰する心のケアーのプロ中のプロ。

私たちカウンセリングコース卒業生も淳子さんの教えを頼って、学びを得ています。

 

私たちは、知らず知らずのうちに自分でルールを作って、

●●をしちゃいけないって思っています。

なぜって、●●をしたり、

●●をしていることがばれたら、

大変なことになってします・・・

まずい事が起きる!

って、その人の存在危機になるって信じているからなんです。

 

例えば、私は、

「約束は守らなければならない。1度失った信用を取り戻すのは大変なこと」

と言われて育ちました。

母の口癖は「有言実行」と「覆水盆に戻らず」です。

なので、「1度決めた約束を破ってはいけない」と強く思い込んでいました。

でも、それって、無理。

なんだか、とっても苦しそうですよね・・・・

 

私は、その根っこにある

もしも、約束を破ったら、

→信用を失う

→みんな離れていってしまう。

→孤独になってしまう

→一人ぼっちでは生きていけない

という「恐れ」を「抑圧」していました。

 

抑圧し続けていると、人は苦しくなり、「投影」したくなります。

つまり、抑圧したものを他者の言動に映し見はじめるのです。

 

「約束を破った人」を見ては、がっかりしたり、

ドタキャンされて、ムっとしたり。

 

世間には「約束を守り通す」というルールのない人もたくさんいて当たり前。

なのに、私は自分の尺度で相手を見ていますから、

「なんでなのッ!常識なさすぎッ」と怒るわけです。

 

また、そこに焦点を当てているものだから、

そこばかりが繰り返され、さらに大きくはっきり見えて来ると・・・・?

 

「防衛」さらに「攻撃」となっていきます。

 

相手が目上の人だったり、影響力のある人で直接言えないと、

わかってくれる人のところに言って、

自分の正しさを強調し、

同情してもらおうとする・・・

 

でも、相手が自分よりも弱い人だったり、家族だったりしたら、即、「攻撃」です。

 

 

世の中にはいろいろな価値観があるので、相手が悪いということはありません。

相手を非難したくなる原因はすべて、私の中。

私が作った尺度にあるんですよね。

 

セッションの時は、クライアントさんの抑圧→投影→防衛→攻撃がわかるのに、

自分のこととなると、本当に見えていないなあ・・と思いました。

 

今日は、私の抑圧したものを見つけ、開放しました。

 

・人に頼ってはいけない

・優等生でなければいけない

・わがままを言ってはいけない

・苦手なものから逃げてはいけない

・人前で怒りを出してはいけない

・愛される人にならなければいけない

 

これだけ出してみたら、なんだか笑えてきました。

なんだか、すごく「いい子ちゃん」

もう50歳もすぎたんだし、いい加減ネコかぶるのはやめようよ〜〜〜って思えました。

 

ここ数年、自分を解放して、腹が立つことは殆どないし、

日々ご機嫌に、自由に生きてきたように思っていたけれど、

まだまだ私はいろいろなものを隠し持っているようです。

 

心の探求は続きます。