ジュリアンのママ、シェリルがNYに遊びに来るというので、我が家にも来ていただきました。
「おもてなしの国」で生まれ育った私は、シェリルが楽しく過ごすにはどうしたらよいものかと考えすぎてしまいました。
ハルカには、
いいんだよ。いつもの感じで。
と言われ、
でもー。でもー。
と言っているうちに、
じゃあ、日本の誇るシンプルで野菜もガッツリ取れるしゃぶしゃぶで、温まってもらおう。
ということになりました。
でも、昨日はお天気も快晴!気温がぐーんと上がり、冷房を入れてのしゃぶしゃぶとなりました。
ハルカが朝から部屋をキレイにお掃除し、ケーキも焼いてスタンバイ。
私もたまちゃんのお料理クラスから戻って、準備をスタート。
夫まろっちも、春巻きをまくのを手伝います。
ああ、間に合うかしら・・・
ピンポーン♪
笑顔でいきなりハグするシェリル。
きゅあ〜〜あれれ?
嬉しさと動揺で目が泳ぐ私に、
ほら。だから、言ったでしょう?シェリルはあったかくてすてきな人なんだから・・・ハルカが囁きます。
1分で打ち解けて、
玄関先でお土産をいっぱいいただいて、
モロッコの長旅から戻ったばかりのジュリアンからもサプライズのプレゼント!
上等な皮でできたバブーシュです。
お客さま用スリッパにと、モロッコに行ったときにもっとたくさん買い込んでくればよかった・・とまろっちが悔やんでいたバブーシュ。
実は、いったんジュリアンに買ってきて〜とリクエストしたものの、やっぱり荷物になったら悪いよね〜と、
日本人的に遠慮していました。
なのに、こんなにたくさん買ってきてくれてていたんです。
実は先日、こんなことがありました。
ハルカになにげなく、
ジュリアンのモロッコのお土産は何?と聞いた時、
ハルカには何もなかったの。今ジュリアン金欠だし・・・・
つぶやくハルカを見て、かわいそうになってしまい、
そうか〜〜〜そうだよね〜〜〜〜男1人貧乏旅だもんなーーー
と思いながらも、
なぜか娘のお土産なのに、私ががっかりしたりして、
石でもいいから何かモロッコの物、拾ってこんかい!と思ったのでした。
でも、きっと私は、
へ〜〜〜〜こんなのもらったんだ。よかったね!って、
一緒に喜びたかったんだろうな〜と思いました。
こんな風にカウンセリングの勉強で、自分の心を見つめること出来るようになった自分に驚き、嬉しく思いながらも、
まあ、このことは「単なる会話」で終わりました。
この日、ハルカが教えてくれました。
ジュリアンね。みんなへのバブーシュのプレゼント、サプライズにしたかったんだって!!!
そうだったんだ〜!
こういうサプライズな展開は全く予想していなかった私です。
危うく、ジュリアン金欠=おみやげなし=思いやりなし=ジュリアン金欠・・と、ぐるぐると負のスパイラルに入るところでした。
あーーー、良かった。と胸をなでおろし、
本当にうれしいサプライズを受け取りました。
ジュリアン、ありがとうね。
二人の子どものころの話や、侘び寂の話、シェリルは大学の先生だったので、彼女の専門の話などなど・・・
楽しく夜はふけていきます。
とにかく、とても暖かく大きな器を持つシェリルです。
わたしのちんぷんかんぷん英語にも微笑み、なぜか理解してくれる。
さすがジュリアンのママだなあ〜と嬉しくなりました。
とってもいい感じに撮れているでしょう?
小鳥のように仲のよいジュリアンとハルカを見て、
ソウルメイトって感じね・・・とうなずくシェリルと私でした。