「江崎先生のレッスン室拝見」のレポートがHPに載って依頼、沢山の皆様が訪れてくださってとっても嬉しく思っています。
こんなに沢山の皆様が江崎先生の御指導、人間性に興味を持って下さっているという現実。
そして30年間も先生の傍でさまざまなことを学ばせていただいた私たちは本当に幸せだと思います。私と沼田先生は小学校の時からずっと江崎門下の大親友です。現在も夏のコンペを目指し、久々にコンビを組んでデュオの曲に取り組んでいます。
どんなに間があいても不思議なことに相手の望む事がわかります。
同じ指導を受けてきたからでしょうか?
合わせることが楽しみです。
さて、皆さんがご覧になった、可愛らしい生徒さんたちのソルフェージュのビデオ、30年前の私たちも同じように受けていました。
途中から入った私にはちんぷんかんぷんで、いつもキンちゃんという頭の良いお友達が辛抱強く教えてくれていました。「音程」では、増3度とか減3度とか、もうめんどくさくって、わかった振りをして随分キンちゃんの手を煩わせたのを覚えています。
そんな中、いつもレッスンの後に先生の焼いたクッキーを頬張っては「私は悪い子だなあ。来週はもっと頑張ろう」と強く思うのでした。
宿題に先生の手作りの聴音のテープを持たされることもありました。
あの張りのある声で「では、最初の曲です。。」と流れてきます。60分たっぷりのテープが何本もありました。あの頃からセミナーや公開レッスンに足しげく通いお忙しかった筈の先生が、いつの間に録音されたのか、いつも不思議でした。
「もうわかっているよう。出来てるからいい」と逃げ出す私を絶対に許してくださらないのは江崎先生です。
「いいか。それでわかっているっていうなら、ハア、そりゃ、大変だ」と言われ、私は唇をかみ締めます。
お陰で「親は熱心。子供はごく普通」のだった私もいつの間にか江崎門下の仲間入りしていたのでした。
ですから、先生の生徒さん、生徒さんのお母様方はとても粘り強く努力家なのです。