明日からのパリ行き。
なんとユーロスターが雪で全線キャンセルになってしまいました。
返金のきかないオペラのチケットにホテル、楽しみにしていたパリの女社長由香とのお洒落ランチ・・
一体どうしたらいいの?と頭はぐるぐるするばかり。
夫とハルカが2台のPCを駆使して調べてくれたのですが、あれよ、あれよと言う間に飛行機のチケットも売り切れです。
それならバスだ! でも10時間もかかります。
「1日フルで楽しむなら、今晩出る?明日の朝着くよ」
「それはやめて欲しい」
そうこうするうちに、う〜〜〜ん。バスも売り切れ。
よっしゃ、フェリーだ。
ということで、2時間踏ん張ってくれて、やっとフェリーのチケットが取れました。
ユーロスターに乗れないとわかったとたん、頭から紫色の煙を出してむぅちゃんになった夫。
イライラして、体をかきむしり出します。
「大丈夫?お父さん」心配するハルカに任せて、私はお風呂であったまることにしました。
お風呂から出て「どう?大変だったでしょう?」と声をかけたら、
「これならさ、大丈夫だよねェ〜♪」と以外に明るい声の夫です。
「あら?どうしたの?お父さん」
「ハルカに癒されたんだよ。パリの音楽かけてくれてサ。気分を盛り上げてくれたんだ〜」
「イライラするのは、このPC(私の)が遅いんだよ」
あらま。そうですか。
フンフンと頷いて、PCに指を走らせるハルカはポーカーフェイス。
やるね〜!
・・・という訳で、ユーロスターなら2時間半で到着するところ、10時間かけてパリに向かいます。
ドーバー海峡を船に揺られて、この1年間のこと、来年のことをゆっくり考えたいと思います。