10月7日から10日間、NYからリスボンに移住した娘ハルカに会いに行ってきました。
21年半の駐妻生活で、新しい土地に馴染むまで数々の苦労があります。
ジュリアンが出張でいない間、言葉の通じない異国での生活は心細かろうと、急に思い立って
35キロの荷物のほとんどを日本からの美味しいものを詰め込んで、行くことを決めたのでした。
いやぁ〜〜
母親の勘って鋭いですね!
ハルカたちは、駐在員と違って会社からのサポートもないし、全部自力でやらなければなりません。
まだビザのない彼らにアパートの契約は難しく、1年間分の家賃を納めてやっと決まったアパートは
モダンで新しくて素敵なのですが、なんと断熱材が入っていない血管受託だということがわかりました。
昨今のポルトガル人気で、新しく立ち始めた建築には、よくあることなのだそうですが、
何せ湿気がひどく、洞窟のようなのです。
電気代が心配でつけていなかった除湿機をつけてみたらなんと湿度90%!
大谷さんと交渉して、
これから全部の壁を取り壊して工事をするそうなのですが
なんとか冬に向かう前に暖かいお部屋で過ごせる湯になって欲しいものです。
その他にも、色々色々ありましたが
モチベーションが下がると、
簡単なことでも脳みそが停止して行動できないのだとわかりました。
そんなハルカに元気をつけようと、母ちゃんの腕の見せどころ。
滞在中右派、ちらし寿司やハルカの大好きな海老とセロリの餃子、鮑と雲丹のお吸い物などなど
マーケットに行って手に入るもので、なんとか作りました。
初日を過ごして、翌日からは、電車で2時間のコインブラという街に行きました。
石畳の小道、オレンジ色の屋根と白い壁、青いタイル・・・
人々は、穏やかに生活を楽しんでいます。
時間が、ゆっくりとゆっくりと過ぎていき、
ストレスの高いNYから逃げ出して、この安全な街で絵を描きたいと願った気持ちがよくわかります。
ゆっくりゆっくり過ごすと、普段見過ごしてしまうようなことが見えてくる。
感性も研ぎ澄まされていくような気がします。
ああ、私はなんて忙しく焦りながら生きてきたんだろう・・
今年は、NY、熱海、箱根、熱海、沖縄、ハワイ、八ヶ岳、屋久島、小樽、修善寺、青森、新潟、岐阜、ポルトガルといろいろ行ったけれど、
人々がゆっくりと自分のペースで生きていると感じたのは、ポルトガルでした。
時々、こういう文化に身を浸さないとダメだな・・・
楽しかった時間、記念に残しておきます。