日本に帰って来て驚いたのは、進化したママチャリ!
風よけもついていて安定していて、
これだったら、前後に子ども達を乗せても大丈夫そうですね。
いろいろ便利になったとはいえ、
昔と変わらないのは子どもの心。
駄々をこねる子相手に、一生懸命言い聞かせるママ、時々見かけます。
どうすることも出来ないときにかぎってギャン泣き・・・
ママも本当に大変です。
一緒に泣き出したくなる時もありますよね・・・
私にも、そして私の母も、祖母も、そんな時代があったんだろうな。
そんなママ達に向けて書いた1年前のエッセイがあります。
我が子の心に傷を残さないように・・・
そして、ママ達の心が少しでも軽くなりますように。
イラストは ノリマ・エルマ、ブルーミングソウル
2才児になると、「ア〜ア〜」や「パッパ」と言った言葉から 「あれ、ちょーだい!」 「お手手、キレイ、キレイ」など、ようやく言葉をつなげて話せるようになってきて、 ぐっと育児が楽しくなってくる一方、 言うことを聞かなかったり、いつまでも泣き叫んでいる我が子にうんざりする時期でもあります。
|
「このままじゃわがままな子になってしまう。ちゃんと躾なくっちゃ」と心配するマ マも多いのではないでしょうか?
この時期は日本では「いやいや期」 アメリカでは「Terrible Two」と呼ばれるよう に、 世界共通の魔の2歳の時代です。
実は、世界中のママが似たり寄ったりの苦労をしています。
キュリー夫人の母親もきっと苦労したのでは?
という逸話が残っていますので、ご紹介させてくださいね。
愛情深くあたたかい両親の元、 5人兄弟の末っ子として育ったマリア(キューリー夫 人)は、心優しく成長しました。 いつも母のそばにくっついていたマリアは母のことが大好きでした。
でも、そんなマリアに、1 つだけ「満たされない思い」がありました。 それは、母が 1 度も キスしてくれなかったこと。
実は、結核におかされた母は、伝染を恐れて愛する子どもたちにキスできなかったの です。
マリアの母は、どんなにか切なかったことでしょう。 でも、幼いマリアにはそれが理解できませんでした。
|
こんな時、私たちは、「泣くんじゃない!」「いいかげんにしないと怒るよ!」
「や めてちょうだい!」「ダメなものは、ダメなの」と叱りたくなりますし、
どうしたら よいのだろうとあれこれ対策を立てたりもしたくなります。
実際にマリアの母親がどのように接したかはわかりませんが、
子どもの気持ちを思って心ゆくまで泣かせてあげたり、
「甘えられなくって、悲しいね」
「いつも見ている からね」
「大好きだからね」
と気持ちに寄り添ってあげられるといいのではないかと 思います。
時には大きな声をあげてしまったとしても、
後から「怒ってしまってごめ んね」の一言と、
躾はまだまだ早い時期だということも覚えておきましょう。
|