昨夜は、ウィグモアホールにて、キプロス出身のピアニストのドビュッシーを聴きました。
ご招待してくださったマダムによると、ドビュッシー自身は、体を全く動かさずに弾いたそう・・・・
歩いてピアノに向かう時から、曲の世界に入っており、座った途端にさっと弾き出していたそうです。
実際にドビュッシーの演奏を見たことがある、99歳で亡くなったマダムの先生のお話しです。
そんなエピソードを聞いてしまった後に、彼の演奏を聴くと、表面的に作られた演奏のように思えてしまうのでした。
「本当に音楽は奥深く、音楽を学ぶには膨大な時間が必要よね〜」
おいしいいつもの中華レストランで、アロマダックをつまみながら、話に花が咲きます。
今夜は、マダムのお宅にホームステイし、ウクライナの音楽院に留学した17歳の女の子とハルカも一緒です。
さて、デザートは近くのアラブ人街にてシリアのアイスクリームを、そばのカフェでトルコ・コーヒーを飲みました。
夜のアラブ人街は、暗くてちょっと怪しいムードでいっぱいです。
物乞いの人がやってきたり、危ない目つきで水パイプを吸っている人たち。
そんな中で、食べたアイスクリームは、ショウガの香りがして、周りにピスタチオがまぶしてある爽やかな味でした。
毎日シリアから送られてくるというお菓子(写真)も明日のランチパーティ用に買ってみました。
トルコ・コーヒーは、カルダモンの香りのする不思議な味でした。
「奥様! コーヒー占いをしてくれるトルコ・コーヒー屋があるのよ。怖いほど当たるの。今度、行ってみません?」
ロンドンでの不思議体験は、奥深そうです。