Riezm Academy

子供はゆっくり育つ ハルカのポッドキャストより

楽しみに待っていたハルカの第一のポッドキャストエピソード出ましたー

実はNY在住のコーチ稲本清華さんにハルカのニュースレターを送ったことがきっかけで
実現した夢のコラボ!
ハルカのニュースレターって、イラストや写真、音楽、ポエムが届いて、とても楽しいのです。

何をお話ししたのだろうとドキドキして待っていました。

昨日届いたポットキャストを聞いて浮かんだ言葉が
「啐啄の機」でした。

思えば、小さい頃から馴染むのに時間がかかり、私にピッタリくっついて離れないような子供で
若い母親だった私は、
こんなに社会性がなかったらどうなっちゃうんだろう・・・私が至らないのではないのか、と悩んだものです。

香港インターの幼稚園受験の時も、出来るはずの問題も、じっとして何もせず、
先生に聞かれたことも、答えられるはずなのに下を向いて俯いてしまいます。
結局、ペアになった元気な女の子がさっさと全部やってしまいました。

NYでの補習校の時も、せっかく日本語で遊べる機会なのに、
ゆっくりお弁当を食べて外で遊ぶことがなく
親としては本当に心配しました。

小さい頃から現地校でも補習校でも、個人面談ではシャイだ、シャイだと言われ続けて
パフォーマンスを発揮することない娘に、私も責任を感じていました。

でも、一人一つ与えられていた最後のパズルだけはちゃんと出来たハルカは、
なぜか香港インターは合格したんです!

校長先生は、言いました。
「ハルカはちゃんと友達のことを見ていたから合格です」

補習校の先生も言いました。
「ハルカちゃんはお母さんが作ってくれたお弁当を味わって食べていますよ」

そして夫も言いました。
「クラスの発言の回数がなくったっていいじゃないか。回数じゃなくて内容だ。いつかハルカが発言する時は、周囲がふと黙ってじっと耳を傾けてくれる。そんな子に育てたらいいじゃないか」と。

静かに絵を描くことが好きだったハルカは
愛情ある先生方に見守られ
夫の言うように、内面からの湧き出る表現を言葉や絵にするようになっていきました。
と同時に驚くような形で親元から自立していきました。

帰国受験で日本の中学校が決まっていたにもかかわらず。
ボーディングスクールに行きたいと言って、私たちを説得したのも彼女です。

13歳でした・・・

マサチューセッツにある進学先のGroton Schoolでは、
日本人も一人だけで、苦労も多かっただろうけれど
エッセイや絵の才能を伸ばしてもらいました。

「啐啄の機」

鳥のヒナがタマゴからかえるとき、ヒナ鳥が内側からつつくことを「(そつ)」、
親鳥が外側からつつくことを「啄(たく)」といいます。
タマゴの内側と外側の両方からいっしょにカラをつつくことで「機(き)」、
ヒナは無事に生まれてくるそうです。
このタイミングがズレるとヒナは死んでしまうそうです。

コーチングを学ぶ中で、
本当の意味でのサポートがわかるようになっていった私も
親鳥として成長していくことができました。

心を尽くした子育てでした。

子供って、世の中にも育ててもらいつつ
ちゃ〜んと
ゆっくり
ゆっくり
育っていくものなのですね。

子供はゆっくり育つ ハルカのポッドキャストより

ハルカのインスタです。
楽しい絵やお話がいっぱい載っています。

今は、2冊の絵本と秋のThe New York Timeの内容をぼんやり考えているそうで、
蝶々になる前の蛹の状態を楽しんでいるようです。

何が生み出されるのか、楽しみにしていてくださいね〜