昨日は、念願のおすし屋さんへ行く事ができました。
ハルカが大学のお友達のバースデーパーティに呼ばれて、フィランドへ行っている間に夫婦でお食事しようと、
張り切った夫が見つけたそのお店は、予約の取れない店でした。
でも、直前にキャンセルが出て、夜の9時からの予約が取れたのです。
それは、フレンチレストランBouleyが出している和食の店、ブラッシュストロークにある小さなカウンターだけのおすし屋さん。
入り口のところにひっそりと暖簾がかけられており、ちょっと人目にはつきません。
でも、ひとたび中に入ると別世界が待っていました。
たった8席だけ、8人だけが市村さんの握るお寿司を堪能できるのです。
静かで穏やかで、まるでお茶のお手前のような研ぎ澄まされた技。
丁寧に作られた肴と、
お刺身の数々、
暖かい茶碗蒸し、
そして、小さめに品よく握られたお寿司。
日本人は私たちだけでした。
市村さんによると、お客様の90%は外国の方だそうで、
お好みや宗教上の決まりなどに合わせて、お出しするものを加減しているそうです
たった一人でご準備されるのは、大変でしょう?
と伺ったら、
ここでの作業は3割ぐらい。
準備に7割かけています。
好きじゃなければ、できないですね〜。もう年だから・・・
とおっしゃいます。
そうだろうな・・・
お料理好きの私には、どれほど手をかけ吟味しているか、わかるような気がします。
丁寧に心をこめて作られた物をいただいた後は、体の底から元気が出るのを感じます。
一期一会。
ありがたかったです。
外に出たら、月が美しかった。
また、特別な日に・・・
今度は2ヶ月ぐらい前から予約しなくっちゃ!