昨日は、裏千家の先生方、京友禅作家の野村直樹先生、
夫まろっちの裏千家のお仲間の皆さまをお迎えして、恒例のクリスマス・パーティをしました。
式部会のお料理クラスで習ったレシピも大活躍。
15人分のお料理ですから、前もって作っておいて直前に仕上げるものやオーブン料理がメイン。
まろっちも特製コロッケを作って頑張りました。
もう一つのメニューグラブラックスについては、なかなか作らないまろっちに業を煮やして私が作ってしまったため、
ちょっとしたドンパチがありました。
私が習った3日間漬け汁に浸した状態でマリネする小松先生方式と、
まろっちがコルトン先生に習った2日間マリネし、毎回、表面の塩を拭き取るやり方にタイムラグがあったんですよね。
冷静に見ていたハルカに、
「それはコミュニケーションミスだね」と言われ、
まろっちには、「いつも言葉が少ないからこういうことになる!」ということを声を大にして言いたかったのですが、
それよりも私。
私自身が、どうやったら気持ちがよくなるか、
矢印を自分に向けました。
それは、才能育成講座1級で受講生の皆さまに伝えているように、
「自分がして欲しいことを相手にする」です。
そこで、私の方から折れなくては。。。と覚悟を決めました。
半ば無理矢理ではありましたが、仲直りの印のケーキを出来たばかりのアッパーイーストのハーブスまで買いに行きました。
まだまだ、むすっとした気分だった私でしたが、まろっちの大好きな栗のケーキを購入し、
「ケーキを食べて仲直りしようね!」と!
その瞬間、一回り大きくなった自分を感じました。
大人になるってこういうことなのね!
反省点は、機嫌良くケーキを食べながら「やろうと思っていたのにさ〜」と語る
まろっちの言い分をきちんと聞いて上げられなかったことです。
まだまだ心底素直になれなかった私でした。
でも、その後のまろっちの軽やかで嬉しそうな姿を見たら、
やっぱり折れて良かったと思いました。
赤いパンツを履いて大活躍!
この日に間に合うようにと、
枝振りの良いツリーを買って来て、綺麗に飾り付けてくれました。
もちろん、朝晩のお水のチェックも欠かしません。
お部屋のお掃除、
お飲物、お料理の下準備、
テーブルセット、
全部終えて、私は着付けのお稽古へ。
急いで帰って来たら、お客様も既にお見えになっていて、楽しい笑い声が聞こえてきます。
ところが、
あれ?あれれ?
まろっちが事前に揚げておくはずのコロッケが揚がっていない。
んー、もうッ!
と思ったけれど、皆さんのためにまろっちが心を込めて準備したコロッケを揚げ始めました。
ここでも冷静なハルカに
「お母さん,ダメじゃない。それはお父さんの仕事だよ。学ばないよ」言われ、
確かにそうだけど、確かにそうだよ〜〜と思いつつ、
「これは思いやりだよ。せっかく作ったコロッケ出さないなんて、ありえない」
「ああ、でも、そういえばコロッケ揚げている私が目に入っているはずなのにありがとうの一言がなかったなぁ〜」
「あ〜〜〜あ。ほらね」
キッチンでは、そんな会話もありましたが、
楽しくパーティは進みました。
私も野村先生の紬の着物を着て、憧れの割烹着姿でおもてなし。
皆さまがお帰りになって、まずは、着替えなくっちゃ。。。
その間、まろっちはどんどん食器を洗い始めていました。
夜寝る時も、こんなにまろっちに手伝ってもらったことはないなあ〜と思いつつ、眠りにつき、
今朝は早くから出張のまろっちでしたが、
じゃん、
じゃん、じゃん!
キッチンピカピカ!
食器もグラス類もすべて一人で片付けてくれました。
完璧です。
まろっち、やるな〜〜〜
さらに、今回のことで段取りも学んだご様子。
「コロッケ揚げながら、もてなすのは無理だな」
と言っていました。
まろっちの去った静かなお部屋。
朝のお茶を飲んでいたら、
ふと、結婚して30年、いつもまろっちが「ごめん」と折れていてくれに気がつき、
ほろり。
私は自分は悪くない時、謝ったことは1度もなかった。
謝ることで深まる夫婦の絆。
すべて、昨日のお客さまのお陰です。
ありがとうございました💓