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日本の心にふれる旅

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日本の心にふれる旅   日本の心にふれる旅

仕事の合間を縫って、奈良県の吉野と和歌山県の高野山、熊野古道に連れて行っていただきました。

今回のゲストは笛奏者の雲龍さん

雲龍さんがロンドンに公演にいらっしゃった時、いえいえ、もう少し前になりますが、ペンションモーツアルトで夫が雲龍さんのCDを聞いて感心し、オーナーの西岡さんからそのCDをいただいた時からのおつきあいです。

今回は、吉野と高野山の雲龍さんのゆかりのある地で、吹きたいと思った時、思った場所で笛を奏でる旅にご一緒しました。

雲龍さんが笛を取り出す時は、不思議と人払いされるのです。

誰もいないその空間で、静かに大自然と日本の古い歴史に向き合う瞬間。

そしてその音色は、すべてを結び、宇宙に広がっていくような気がします。

時空を超えたエネルギー、魂のようなものを感じる悠久の時。

 

ピアノの演奏も、本来このような気持ちで向き合うのではないか、

現代のピアノ教育では、あまりにもテクニックや音楽性にとらわれ、「向き合う心」を無くしているのではないかと、ふと思いました。

音楽を学ぶ人すべてに雲龍さんの吹く姿を見てほしい、そこから生まれる音を聞いてほしいと思いました。