「良いこといっているな〜」といえば細木数子。
私は、ほとんどテレビを見ません。
テレビどころか、車も携帯も持たないアナログ人間なのです。
そんな私が、ふとテレビで細木数子を見てすっかり感心してしまいました。
無意識にやっているのでしょうが、プロコーチのようにフィードバックを伝えるテクニックが素晴らしいのです。
(フィードバックとは、感じた事・事実をそのまま伝える事)
きつい球も投げ方次第で、相手に受け止めさせる事ができる良いお手本です。
きつ〜い内容を伝える時は、相手の顔をしっかり見つめ
「言うよ!あんた、聞く気あんの?厳しいよ」
さらに・・・
「あんたに言ってもしょうがない。人の話聞かないからね」
と、いったん引いておいて・・・
そこまで言われると、思わず、「何々?早く言って〜っ」て感じになりますよね!
覚悟も出来、聴く気になったところで、さらにもう1回
「じゃあ。ズバリ言うよ。いいね。後悔しないね」
そこまで念を押されると、「はい。自分の責任でどんな結果も受け止めます」体制になっています。
相手に話を聴く準備がないとどんな有難い話も良い情報もお叱りも耳に入ってきません。
まず、聴く体制を作る所が最も大切なのです。
そして、厳しい事を伝えた後のフォローも上手い!
「このような方法がありますが、ご自分でお決めになったらいいんじゃないですか」
ここでは、落ち着いた声にトーンを落としています。
そしてやはり、どうするのか責任を相手に選ばせています。
思わず、すとーんと体の中に入ってしまいそう。でも、押し付けられたのではなく自分で選べるから納得感もあります。
恐るべし細木マジック!