今日はとっても嬉しいことがありました。香港に住んでいた時に知り合ったケンジ君とお母様のグレイスさんが、尋ねてきてくれたのです。ケンジ君は今年オックスフォードの数学科を卒業して、今東京の銀行でインターンで働いています。香港では、お母様からケンジがピアノをやる気をなくしているので励まして欲しいと言われ、数回レッスンのようなものをさせていただきました。気楽に音楽の楽しさを伝えたような記憶がありますが、それ以来お互いに離れ離れになってしまっていました。
そんなケンジ君が、今やすっかりピアノの虜となって素晴らしいアマチュアピアニストの腕を披露してくれました。幻想即興曲、英雄ポロネーズ、アムプロムプチュ、熱情ソナタ、シューマンのコンチェルト。。。数学に没頭し、苦しむ毎日の中、ピアノを弾くことが本当に喜びだったそうです。オックスフォードの年度末試験勉強のある7週間は、ピアノに触れなかったので、夢にまで出てきたとの事。本当に好きなんだなあと思いました。彼の演奏は、とても音楽的で、メロディの歌い方などとても自然で感心してしまいました。お母様いわく、香港での私のアドバイスが音楽を好きになるきっかけっだたとの事です。もし、そうだったとしたら教師冥利に尽きます。
生徒さんとの出会いは大切にしようと改めて思うリエ先生でした。
8年振りの再会 ケンジ君
- 2005.07.03
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聴くということ