Riezm Academy

ECOコンサート・指揮者は村中大祐氏

ECOコンサート・指揮者は村中大祐氏
ロンドンに戻ってきたとたん、音楽に浸る時間が多くなりました。
今夜は、ロンドンチェンバーオーケストラのコンサートです。
指揮者は、村中大祐氏、ピアニストはロンドン在住の小川典子さんです。

NYでは、日本企業バックアップコンサートの聴衆といえば、ほとんどが日本人。
これでは、東京のコンサートをNYに移しただけじゃないの。
日本の音楽雑誌に華やかに「NYデビュー」と書かれた記事を見て、苦々しく思った事も1度や2度ではありません。

せっかく海外でコンサートをするなら、現地の人に聴いてもらわなきゃ。
・・・ということで、2000年のカーネギーコンサートでは、アメリカ人のお客様に来ていただけるよう走り回りました。
おかげで、2005年のカーネギーコンサートでは、ほとんどがアメリカ人。
熱い拍手喝采を浴びて、アンコールの嵐の中、胸を熱くしたのは演奏者だけではありません。

ここ、ロンドンはどうなんだろう。。
ちょっと心配して出かけたのですが、心配無用。
白い華麗なホールにイギリス人のお客様6:日本人4ぐらいの割合で我が同士も混ざります。
今宵のコンサートは、春らしく武満徹・ベートーヴェン・モーッアルト・ラベルといったプログラムでした。
オーケストラもとても良くまとまって、指揮者にしっかりつぃていきます。
各作曲家のスタイルに合わせて、指揮の仕方も雰囲気も全く違う事に目を見張りました。

海外のコンペで優勝し、そのまま海外で活躍する優秀な日本人指揮者は数多くいます。
一方、日本人ピアニストはなんとなく素晴らしい結果は出すもののいつのまにか世界の大舞台から去っていっているような気がします。

「指揮」って、オーケストラとのコミュニケーションだ!

・・・そうだ!ピアノ学習者、特に専門家になりたい人は、外国のサマーキャンプなどで、指揮の勉強も体験するといい!
若きピアニスト達もコミュニケーション上手になって、一皮むけるかも!

突然閃く私でした。