第2回目は、審査員としてのプレゼンス。
新しい先生も加わり、7人の受講生でスタートです。
この日のテーマは、審査員として取り組むべき4つの領域について。
まず、日々の生活を見直し、自己管理のための7つのヒントをもとに、環境を整えることの大切さを話し合いました。
そして、自分が何を考えているのか、もっと深く知るために、いろいろな角度から言語化しました。
そして、審査員としてのプレゼンス。
第一印象を良くするためのポイントやプロの審査員としての立ち振る舞い、やってはいけない事など、
自分が考えていることを自由に話していただきまました。
最後に、審査員力をアップするため、現在の自分に必要な、1番身につけたいスキルを出し合いました。
では、私たちがなりたい審査員って? 理想の審査員とは・・・?
自由に話せる楽しさで、あっという間の2時間でした。
実際に生徒さんをコンクールに出しているベテラン先生から、フレッシュな新人先生まで、
経験は様々だけれど、
率直に発言できること、
そして、お互いの考えを尊重しあえるところが、この講座の素晴らしいところだなあ〜と改めて感動しました。
なぜなら、これがHANAMIZUKIの大切な目的だから!
本来芸術は人の心を豊かにし、慰め、癒すものです。
心に潤いを与え、人と人をつなぎ、社会を平和で豊かなものにするために、芸術の果たす役割は大きいと思います。しかし、現状は必ずしも芸術の理念が行われている訳ではありません。
技術を競い、結果を追い求める事は、レベルの向上に寄与しましたが、時として芸術本来の方向性を見失うこともありました。HANAMIZUKI文化協会は、心豊かに音楽を、芸術を愛し、人間性を豊かで伸びやかなものとするため、芸術本来の力を呼び覚ます試みとして生まれました。
そのため、様々なジャンルや垣根を飛び越え、既存の価値観の垣根を取り払い、全ての人々と社会を豊かにするための芸術的活動を行うために、音楽フェスティバルではなく、芸術フェスティバルと名づけました。
優劣を競うのではなく、自己を発見するため、様々なジャンルの審査員をお招きし、意見や感想を述べてもらうという、画期的なフェスティバルオーディションが生まれました。
会場に来た一般の方を審査員とする、一般審査員制度を創設することもHANAMIZUKIの理念に基づいてのことです。
どれだけ人の心に届いたかが評価の対象となるこの試みは、専門家の方々にも学習者の方々にも、芸術の本質を示唆する試みとして好意的に受け止められています。
そこから生まれた小さな種とつぼみのコンクールは、100%褒めてもらえるコンクールです。
子供たちの創造性と表現力を守り、育み、そして心の力を育てるため、
きちんと受け止め、褒めることのできる審査員をお育てすることが、私の大事な使命です。
では、届いたご感想をご紹介しましょう。
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今日も講座をありがとうございました。
審査員養成講座、思っていた以上に濃い内容で、とても満足しています。
これがきっかけで、何かが始まる(変わる)…予感がしています。
何が始まるのか?
何が変わるのか?
今はまだ、はっきりとは見えませんが、その分とても楽しみ!
次週を、また楽しみにしています。
・・・
資料ありがとうございます。
一晩眠って、昨日の講座の内容を夢に見ました。
審査員にふさわしい人間ってどういうことだろう。
ずっとそんなことを考えていたようです。
講座資料はすべて印刷しました。
そして、お話に出てきた本、感情表現辞典、EQの本、チャイコフスキーコンクール、
すべてアマゾンで注文しました。
チャイコフスキーコンクールは、図書館で以前借りて読んだ気もしたのですが、
手元に置いておこうと思って(笑)。
また次回もよろしくお願いいたします。