Marylebone Champagne Society主催のコンサートに伺いました。
お友だちのマダムは、このSocietyの副会長であり、ピアニストのIgorやAmirのマネジメントもやっています。
会場となったのは、実業家であるというメンバーのお一人のご自宅サロン。
日本にも住んでいらっしゃったというだけあって、素晴らしい屏風画が目を惹きます。
また、センスの良い広いサロンにかけられたピカソ、シャガ‐ル、ミロなどの絵は全部本物・・・
「これも日本で手に入れたんだよ」と見せてくれた日本画は、篠田桃紅作。
50畳はあるんじゃないかしら。
天井の高い洗練された空間で、シャンペンを片手にIgorのベートーヴェンのソナタ「月光」を聴く贅沢さ。
そして、シューマンの謝肉祭をこんなに面白く聴くのは初めてです。
後半は、CD録音を控えているという若い女性ビオラ奏者Aida Carmen Soaneaとのデュオでしたが、哲学的なIgorとの音楽性とは、格が違いました。
どのように聞いても、Igorのピアノの素晴らしさばかりが浮き上がってしまうのです。
素晴らしい人と組むはラッキー!と思うけれど、実はアンラッキーなのかもしれません。