昨日は、NYフィルのリハーサルコンサート。
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮のドボルザークでした。
見た感じ、気難しそうなシべリアンハスキーのようなドイツの国際的指揮者。
音楽界の重鎮です。
新世界の4楽章、始まってすぐのシンバルのシャラララ〜ンという風の音のような鳴らし方が、どうもイメージにそぐわないらしく、
何度もやり直し。
今までずいぶんリハーサルコンサートには足を運んだけれど、こんなことは初めて。
本番でうまく鳴らすことが出来ますように・・と祈る思いでした。
でも、だからこそリハーサルなんですよね!
彼の指揮する演奏があったので、みなさんも聞いてみてください。
さて一転して、夜はウクレレのライブに行ってきました。
84歳の父はウクレレ教室の先生です。
スカイプを通じて、父から習おうと、去年ハワイでウクレレを買ったのですが、
なんと腱鞘炎が悪化してウクレレを弾くことができなくなってしまったとのこと。
せっかく買ったのに、肝心の先生が見つかりません。
NYでウクレレを教えてくださる先生いないかしら・・・とネットで検索して、見つけたのがSAKAIさん。
ちょうどアストリアでライブがるというので、仕事帰りのハルカと行ってみました。
アストリア・・といったらギリシャ料理。
新鮮なシーフードとワイン、アペタイザーだけでお腹がいっぱいになってしまいました。
ライブの会場では、有志の皆さんはじめ、お友達が来ていましたが、
お客さんというのは、私たちだけ?
でもね。
とても暖かくって素敵なコンサートでした。
指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニのように、リハーサルだというのに大きなホールをいっぱいにすることは出来ないかもしれないけれど、きっとお客様が何人でも、この二人は同じ演奏をするだろうな〜と思いました。
そんな彼らから出てきた音楽は、ナチュラルで素敵だった。
リナは、お腹に赤ちゃんがいて、そのお腹ももう結構大きくなってきているのだけど、自作の曲をギターを弾き歌いしてかっこよかった。
ハルカなんて、泣いちゃったくらいです。
ゆるい感じで、機嫌の良い人たち。
お手伝いのアメリカ人のおじさんもいい人で、心が温まりました。
曲も、歌も、ギターも、ウクレレも、全部良かったので、毎月セションを受けてくれているクライアントさんへのプレゼントにCD30枚買いました。
そうしたら、驚いたことに半額でいいですって!
ギターのリナのお腹の中の赤ちゃんへのプレゼント、応援したい気持ちで、せっかく30枚も買ったのに〜〜〜
と思ったけれど、彼らの気持ちをきちんと受け取ろうと思いました。
そして、ありがたく、半額分支払いました。
コーチとして、チケットやCDを売るための戦略は、いくらでもあるけれど、
そんなことしなくても売れるものは売れる。
がんばって宣伝しなくても、心がつながれば、また来てもらえる。
来週あるというライブも、宣伝しようにも、肝心のSAKAIさんが何曜日かよくわかっていないんです。
でもね。
いいんです。
来たい人がどこかで調べて来てくれるから。
今度は、友達を引き連れて来るから!
これぞ、『真逆の法則』
今は亡き、片山コーチが教えてくれました。
ごちゃごちゃ無駄なことをやるのではない。
本質を見極めなさいって。
真逆の法則は、私の信じる道となっています。