マネス音楽院で開催されている International Keyboard Institut & Festivalで、
福間洸太郎君が演奏すると知り、行ってきました。
マンハッタンには、ジュリアード、マンハッタン音楽院、マネス音楽院と、3つの有名音楽大学があります。
マネスは小さくな奥の院のような存在。
渋くキラリと光る学校とは聞いていたものの、
まさか、こんなに近所にあるとは知りませんでした!
ここでは、毎晩一流の演奏家のコンサートが2つも楽しめて、教授陣のマスタークラスも受けられるそうです。
なかなか面白そうな音楽夏期講習ですね。
日本からの留学サポート会社もあるようですが、自力で申しこめたら、受講料は1期、2期合わせて950ドル。
ひとつだけだと590ドルです。
これは安いかも!
Seong-jin Choの大迫力の演奏の後に、
いや〜すごいな、彼は濃いなあ、まったくすごいな〜
とため息を漏らしていた福間君でしたが、
僕は僕らしく。
と小さくきっぱりとつぶやいたのが印象的でした。
どんな演奏が福間君らしいのか・・・
すごく期待します。
握手しあう二人。
ミーハーな私。
さて、翌日。
彼の演奏は、東京、ロンドンで彼の演奏を聞いてきましたが、
ますます深く、
繊細に、
そしてダイナミックになっていました。
100%、自分らしさを出し切ったと感じさせるすばらしい演奏。
ピアノの神が地上に送り込んだ貴公子は、期待を超える演奏をしてくれました。
翌日は、福間君に母ちゃん料理をご馳走しようと、おにぎり、ヒレカツ、ひじきの煮物、大根サラダ、金ぴら、冷奴、枝豆、韮のお味噌汁を用意していましたが・・・・?!
会場で出会った、広島の重野美樹先生が大好きな演奏をするという水谷桃子ちゃん。
福間君の紹介で知った阪田知樹君、お母様方、桃子ちゃんのお兄ちゃんもみんなまとめて、ご招待!
ここだけは、日本。
安心して、100%日本人でいられる場です。
さあ、鎧を脱いでリラックスしましょう!
シャンパンで乾杯して、緊張も溶けたころ、私は聞きたかったことを尋ねてみました。
演奏中、集中が途切れる時ってないの?
演奏中、他のことを考えてしまうことってある?
音楽の神が降りてくることって、あるの?
自己評価とコンクールでの結果が違う時ってある?
そんな時、どうやって乗り越えたのか。
いやあ〜〜面白かった。
自分の弱さをさらけ出して語れる人こそ、本当に強い人。
率直に語る彼らにブラボーと言いたかったです。
後ろ髪をひかれつつ、JFKに向かう仲良し家族の桃子ファミリー。
ぎりぎりまで居てくれて、ありがとう!
私は手を振り、キッチンへ戻ります。
その間、グラフィック・ファシリテーションのカンファレンスでNY入りし、遊びに来てくれたコーチ仲間の松本円摩さんに、彼らのミニセッションをリクエスト。
円摩さんは、イラストを使った会議やコーチングの第一人者なんですよ〜
お皿を洗って戻ったら、ちょうど、知樹君のお母さんのセッション中でした。
描かれていたイラスト。
???
セッションは、質問の答えを描きながら、対話を通じて、自分を深めていきます。
知樹君は、自分を表現すると、桃太郎に登場する「きびだんごをしょったキジ」とわかりました。
わかる、わかる〜
わかる人にはわかる、不思議な世界へ入っていきました。
楽しく語り合っていたら、もうこんな時間!
お別れにプレゼントしていただいたリストとドビュッシーのCDは、ありがたく円摩さんと分け合いました。
なんて、かっこいいのでしょう!
福間君、リストのCDを聴きながら、おみやげのチョコレート、かじっています。
ありがとう!
さて、皆さんが夜のコンサートへと戻ったころ、私と円摩さんは、いつものジャズクラブSOMKEへ。
大人の時間を過ごしました。
円摩さんも、ありがとう!
思いがけず、ピアノ教師出るお母様にお土産話が出来てよかった、よかった。
お母様の書かれた「音楽70歳女子奮戦記」、楽しみに読ませていただきますね〜