先日のマザーズコーチフェスタにて、代表の佐々木のり子コーチより、マザーズコーチ・ジャパンの才能育成講師認定書をいただきました。
この認定書を手にして、私はしみじみと自分の子育てを振り返っています。
私がコーチになったきっかけは、「真のサポートができる母親になりたい」という一途な思いからでした。
当時13歳の娘ハルカが親元を離れてボーディングスクールの進学を望んだ時、そして進学が決まった時、私は、「今のままではハルカをつぶしてしまう。私が変わらなくては・・」と胸の奥で感じていました。
私が悪い母親だったわけではありません。
娘のために、いろいろ学んで、取り入れて、講座に通って、一生懸命やってきました。
でも、私が出会った子育て法のほとんどが『こんな子供に育ってほしいという親の願いを叶えてくれる子供』、つまり『聞き分けのいい子』『結果を出す子』に育てるためには・・・という親の観点からみたものでした。
せっかく授かった子どもをダメな母親が教育したら、ダメな子どもに育ってしまう。
だから、ちゃんとしなくちゃ。
そんな焦りがありました。
「正しい子育て法」が知りたかったのかもしれません。
一方、子どもの為とはいえ、子どもの心を無視した子ども操縦法や英才教育、早期教育の数々には、うっすらとした嫌悪感のようなものを感じていたのも事実です。
私は、母親として努力して、一生懸命がんばって来た。
でも、本当にこれでいいのか・・・
そんなモヤモヤした気持ちに気づき始めた時、
「お母さん、それがいいんでしょう?」
「お母さんが喜んでくれて、うれしい」
そんな言葉が急に気になるようになってきたのです。
ハルカはコミュニケーションのタイプで行ったら、サポーター。
協調性が高く和を尊ぶ人です。小さい時から、人のために何かをすることが好きでした。
でも、お母さんが大好きなことは、嬉しくて有難いことだけど、私のために、私を喜ばせるために人生を生きてほしくはありません。
やっぱり、自分自身が輝いてほしい・・・
なんで、お母さん、お母さんというのだろう?
半年ぐらい、私は自問自答を続けるうち、はっとしました。
私の中の価値感や信念が、ハルカに威圧感を与えて、言動に影響を与えていたかもしれない!
その瞬間、私が変わりたい!と思いました。
そうして出会ったのが、コーチングでした。
コーチングでは、主役は相手です。
相手の気持ちによりそい、考えを尊重し、気づきを得るような問いかけをします。
私の考えやの経験を教えたりおしつけるのではなく、「あなたは、どうしたいの?」って。
ああ!これだ。
私がなりたかったのは、結果を出す母親ではなくて、真のサポートが出来る母親だったんだと思いました。
将来のために我慢したり、頑張るのではなく、まずは「今」。
今、困っていることや迷っていることをサポートしたい・・・
あれから9年。
今やハルカは、自分の意志をしっかり持ち、行動する娘へと成長しました。
嬉しいことに、私たち親への愛情も充ち満ちています。
自主生と思いやり。
その二つをしっかり持った娘に成長した我が子を見ていると、「ああ、あの時、私自身が変わったから、今があるんだな」と深く思います。同時に『もし、気がつかないでつっぱしていたら・・」と思うとヒヤリとします。
今私は、NYの、日本の、世界中のママたちに「コーチングという考え方がある」ことを知ってほしいと思っています。
お伝えしたいと思っています。
そして原点に返った今、私自身も情報収集とスキルアップのために、母親向けのコーチングのトレーニングを開始しましす。
週に1回2時間、3カ月。
経験豊かなマザーズコーチジャパンの佐々木のり子コーチに一対一でトレーニングしていただきます。
その学びのすべてをお伝えします。