昨日のセッションでは、感情を解放するピクチャー・タッピンングを行いました。
これは、私が2011年、2012年と連続してロンドンで受けた溝口あゆかさんのカウンセラー養成コースで学んだテクニック。
もやもやした感情があったり、苦しかったりする場合。
ピクチャータッピングでは、それを言葉にするのが難しい時に、その気持ちを12色のペンを使って描いていただき、経絡を軽くたたいて刺激しながら、感情を解放していきます。(EFT)
何枚か絵を描くうちに、自分の中に溜めこんでいた感情が不思議なほどどんどん吐き出されていきます。
それは、自分の描いた絵をみると一目瞭然。
2012年にロンドンでのセッションで、私が描いた絵を見てください。
まず、5,6枚の紙と12色のペンを用意します、
普段、ハッピーな私ですが、よ〜〜く自分の内面を観察してみたら、こんな感情を押しこめていたんですね〜
最初の絵です。
きゃ!劣っている・だって〜〜〜
そんな気持ちを溜めこんでいたんだ。さあ、解放、解放・・・
2枚目は?
何だか明るい色になってきました。
そして?
ジャ~ン!
その他、もっとたくさん描いたのですが、気持ちが吐き出されていくと、本来持っている無垢な自分が出てくるんですよね。
このセッションは、スカイプを使って日本のクライアントさんともやっています。
そして、夜のセッションでは、本番前のセルフコントロールをスカイプで行いました。
本番を1週間先に控えたクライアントさんですが、小学生の時の発表会での失敗がトラウマとなり、
未だに自分を責め続けていました。
その不安な気持ちは10段階で8ぐらい。
EFTを使ったエネルギーワークと演奏の出だしを何度か練習します。
最初はライトに照らされめちゃくちゃになっている自分、頭がカ―ツとなって恥をかいている自分が浮かんできて、頭の中にグレーのもやもやがありましたが、繰り返すうちに、丹田のところに丸い珠のような落ち着きを感じられるようになってきました。
不安な気持ちも8から2まで下がってきました。
そうそう、その調子です。
さらにゴールを明確にし、残り1週間をどのように過ごすか決めました。
「さあ、演奏会の日の朝です。玄関を出る時に、どんな気持ちになっていたいですか?」
という私の問いかけに、
「そうですね〜。フォ―レは、気合を入れるという感じでもないから、爽やかに、たくさん練習したから、私は落ち着いて弾くことが出来ると思って出たいです」
クスッと笑うゆとりも出てきました。
「では、そうなれるように、1週間を過ごすのですね」
「はい!そうします」
ヒマワリのような明るい声が私のところまで届きます。
「ああ、もう大丈夫だ」
と私は思いました。
コーチングを学んで行く過程で、人の心の大切さに気づき、カウンセリングも並行して学んできたことがとても役立ち、私のスタイルが確立してきているのを感じています。
来月、またロンドンに飛んで、今年もあゆかさんのセミナーを受けてきます。
そして、引き続き、ICFのコーチ大会。
日本のコーチ達とお会いできるのもすごく楽しみです。