Riezm Academy

サイレント・ピアノ

今、サイレント・ピアノを買ってロンドンへ持っていこうかと迷っています。
スタインウエイを持って行くとなると他の荷物を大幅に減らさなければならなくなります。
音の問題も心配なので、この際サイレントが1台あってもいいかな〜と思い、今日、中古ピアノを見に行ってきました。
ヤマハ横浜店の栄谷さんは、いつも親身になって相談に乗ってくれます。
「スタインウエイ、持っていけなくなったらどうしよ〜」と言った所「○○先生がお嬢さんの練習用に使うピアノ探しるようですから、ちょっと聞いてみたらどうですか」と教えてくれたのです。
そう、私のスタインウエイの預かり先を見つけてくれたのも栄谷さんなのです。

「中古でサイレントが欲しい」と言えば、倉庫までチェックに行き、即、見に連れて行ってくれます。
いろいろ弾かせてもらった上、プロの意見も聞くことが出来るので安心です。
倉庫には入荷したばかりの比較的新しいピアノがありました。
音もまろやかです。
でも、色が白。
「う〜ン。我が家にマッチするかな〜。これ、黒く塗ることは出来ませんか?」
「いや〜それするくらいなら、新しく買われた方がいいですよ。特注で白く塗ってあるんですから」
「そうか。。。白ねえ〜」
唸りながら家に帰って、はるみちゃんに相談してみました。
「いいの。色なんて。カバーで隠せばいいんだから」
「!!!そうか。黒い魔女のマント見たいのですっぽり隠して、弾く時にバア〜って開ければいいね!」
「魔女のマントでもおしゃれなカバーでもリエちゃんのセンスでかっこよくなるよ。ね!」
・・・と言う訳で、簡単に色の問題は解決してしまいました。
後は、家の借り手と引越し荷物のバランスです。

アメリカでは、ピアノショップはピアノを売るだけ。
楽譜もインターネットで注文する事が多く、楽器店とのつながりはほとんどありませんでした。帰国して驚いたのは、数々のセミナーやコンサート、新しい楽譜やフェアーのお知らせなど楽器店の提供するサービスの多さときめ細かさです。
また、ヤマハ上大岡店では、素晴らしいグランドが2台あり、無料で2時間借りる事もできるので、何度も利用させてもらいました。
そんな日本ならではの楽器店との暖かいつながりともお別れか〜また、寂しくなってしまう私でした。