人間力UPの3講座のトップバッターとして、九州大学 大学院システム情報科学府 情報知能工学専攻の学生さん向けコーチング講座の講師として、博多郊外のキャンパスにやってきました。
廣重先生から、「研究に加え就職活動をスタートする学生たちに役立つコーチングを2日間で一通り教えてほしい」とリクエストされた時は、お伝えしたいことがありすぎて、迷いに迷い、う〜むと唸り続けました。
2日間って、長いようで短い・・・
でも、見方を変えれば短いようで長いのです。
知識を入れることは後からでも出来るから、とにかく体験中心で行こう!と決めました。
いただいた時間は12時間。
よし。できるだけ、休み時間も有効に使おう!
初日は、コーチの使うコミュニケーションのスキルを紹介し、どんどん実践してコミュニケーション能力アップ!
普段、ひとつの答えを求めて思考中心の生活を送っている学生さんたちの脳みそを揺さぶってみました。
何を感じているの?
思っていることではなく、感情。気持ちのこと。
今の体の筋肉の状態は?
脳みその状態は?
慣れないことを聞かれ、四苦八苦していた学生さんたちでしたが、どんどんほぐれていきます。
最初は、視線もうつむきがちでクールな空気が漂っていましたが、2時限目あたりから、食いつくような真剣な目つきになり、部屋の温度も上がってきます。
おお〜〜〜!!!
やれば、できるじゃないの!
嬉しくなって、行けるとこまで行ってみようという気持ちになりました。
2日目は、強み、価値とニーズ、ミッションがテーマ。
自分を見つめ、再発見、再確認し、自己価値を高めるのが目的です。
車座になってすわり、小学生のころの自分の話を聴いてもらうコーナーでは、みんな本当に胸を開いて、率直に語ってくれました。
辛かった経験も、悲しかった思いも、笑い話も、自慢話も共有するにつれ、暖かな柔らかな空間が出来上がっていきました。
最後は一人ずつ10分間コーチング!
真剣に向き合う一本勝負。
私も受けてたちましたよ〜
セッションが終わってガラス越しに移る彼らの横顔がすっきりしていたのが印象的でした。
答えの見えた人はよかったね。
でも、答えの見えなかった人もいましたね・・・。
大丈夫です。
思い込みの枠が外れた時に、いつか気づけるようなメッセージを入れた質問を仕掛けてあります。
答えの出る日が必ず来ますから、その日を楽しみにしていてくださいね。
2日間を通じて、皆さんの柔軟性に驚きました。
本当に素晴らしいことです。
日本の未来を創る大切な若者たち。
堂々と前進してください。
そして、言葉に出すこと。
行動すること。
自分と違う人や考え方を尊重すること。
どんどん新しいことにチャレンジしてくださいね。