２月１６日（木）、２月２６日（日）１０時〜１１時半、
「開花宣言〜私の木を育てましょう〜の」１day open classを
北鎌倉の自宅で開催することにしました。
お申し込みはコチラです。
思えば、もう
７、８年前になるかなあ・・・
当時，ロンドンに留学していたピアニストの卵のさやかさんも、
私の主宰するクラスで「私の木」を描いてくれました。
彼女は、美人で優しくて賢く、
さらにロイヤルアカデミー大学院ではトップの成績！
すべてを持って
将来を嘱望されるピアニストの卵。
さて、
そんな彼女が描いた木は？
実は・・・
○○でした。
ちょっと、驚いちゃったな・・
そして今、
あの時には
想像もできなかったような
見事な木に成長させたんです！
彼女の○○は、すばらしい可能性を秘めていたんですね。
そんな思い出しただけでも胸がいっぱいになる、
当時のことを、
朝岡さやかさんに振り返っていただきました。
〜〜〜
ロンドン在住時、継続的に参加させて頂いていた、
青木理恵先生の「アーティスト・コーチングサロン」。
ある日、
「自分の将来のビジョンを思い描いて『自分の木』を紙に描いてみましょう」
という課題を頂きました。
周りの皆さんは、
自らのビジョンを盛り込んだ素敵な大きな木を次々に描き始めていました。
その様子を見ながら、
私はひとり、頭がフリーズしていました。
幼い頃から、コンサートピアニストになることだけを目標に、
コンクール出場やコンサート出演を重ね、
日本の音大を卒業後、
ロンドンの音楽院も修了した頃でした。
白紙の紙を前にフリーズしている私の中で、
いくつもの声が囁いていました。
「世界中のコンサートホールを回る大ピアニストになる夢を描けばいいんだよ。」
「こだわりのプログラムで、コンサートシリーズを続ける女性ピアニストなんてカッコいいじゃない。
あなた自身もあなたの周りの人たちも、それを望んでいるはず。」
自分の中の、いくつもの声が、そう囁いていました。
それは、私の中の両親の声だったり、
これまでピアノでお世話になってきた方々だったり、
何よりクラシックピアノまっしぐらで20数年間頑張ってきた自分自身の声でした。
でも、もう一人の私が、こうつぶやきました。
「本当にそれが、私の「木」かな・・？」
けれども、その時の私には、
その代わりとなる具体的なビジョンも思い浮かばず、
しばらく考えた後、小さな種をひとつ、白い紙に描きました。
何の木の種でどのような花が咲くのか、
今の私にはまだ分からないけれど、
きっと大きな可能性を秘めていることを願って・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
その後私は、
自分自身のオリジナル曲の作曲を始めました。
それまでクラシックピアノの演奏一本だった私にとって、
自分でも思いも寄らない新たな挑戦でした。
同じピアノでも、
演奏と作曲では、
全く分野が違います。
１から全てを学ぶべく、
作曲や即興演奏の先生に付いたり、
映画音楽の学校に通ったり、
作曲に必要な浄書や現代和声を通信コースで学んだり・・。
自分の心の奥の声や直感に従って、
手探りながら、
必死に新たな道を模索し始めました。
最初は周囲も動揺していましたが、
次第に、私が一時の気の迷いではなくて、
本気で作曲に向かい合いたいということを理解し、
応援してくれるようになってきました。
また、作った作品も、
ラジオ番組のテーマ曲に採用して頂いたり、
NHKや民放テレビ番組のBGMに使って頂いたり、
また映画音楽も担当させて頂ける機会を頂けるようになってきました。
まだまだ小さな木です。
現在は子育てをしながらジリジリと
ゆっくりペースで勉強・活動しているので、
木の成長も物凄くゆっくりのペース。
けれども今は確かに、
自分自身の、
自分だけの木を、
大切に大切に育てているという実感があります。
10年前のあの時、
自分の中に眠っていた「種」に目を向けるきっかけを下さった「私の木」の課題。
感謝の思いでいっぱいです。
朝岡さやか
２月１６日（木）、２月２６日（日）１０時〜１１時半、
北鎌倉青木山荘の「開花宣言〜私の木を育てましょう〜の」１day open classを
北鎌倉の自宅で開催することにしました。
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