昨日は日本クラブで行われた、日欧起業家フォーラムのセミナーに行ってきました。参加者約50名は、ロンドンで起業した人・起業を目指す人達で、数名の日本語の達者なイギリス人も参加していました。
テーマは、「外国人の上司、外国人の部下(共業の薦め)でした。
セミナー講師の安高純一氏は海外人事を長く勤め上げられ、現在コンサルタントとして独立。ダーラム大学で教えていらっしゃる品のいい勝新太郎といった感じです。
グローバルな視点で成功するために必要なこと・求められていること・問題点など沢山の事例を挙げてお話くださいました。
今の企業が欲しい人材は
・専門性の高い人
・中途半端はダメ
・「がんばります」社員の時代は終わった。
だそうです。おお!日本の会社よ!いい事言ってるな〜!
でも、なんでも満遍なく点数を取らないと有名大学へ進学できない日本の教育システムとでそれを求めてもちょっとそれは無理よね〜と思っていた所、安高氏も教育体制から積み上げないと急には出来ませんとおっしゃいます。
そうだ!そうだ!大きく頷きます。
イギリス(アメリカでも)子供達は小さいころから自分の意見を持つように教育されます。「先生の望むように」とか、「みんなと同じでいいです」といった考えはない為、自己管理・自己責任は日本人とは格段の差で出来ています。反面、協調性とか場を読むといったことには、鈍いかもしれません。
そんな両国の間に挟まっている海外人事は、大変だろうなぁと思いました。
例に挙げられたのは企業のミッションです。
HONDA:能ある鷹は爪を出せ!
日産:自立できる人となれ
へェ〜日本も変わってきたなあと頼もしく思います。
でも、ふと日本の会社の現状として、爪を出し、自立が評価される環境が出来ているのかと疑問が浮かび上がってきます。
企業トップに求められるリーダーシップは日産のゴーン社長を例に出して
・方向性をきっちり話す。
・人をまとめる。
・社員をモチベイトする。こと
そして謙虚で正しい倫理観を持つことだとおっしゃっていました。
同感。同感。
ホリエモンのことがあっただけに会場も頷く人が多いこと!
この辺まで聞き進むうちに「おお〜!コーチングの出番ではないか!」と抑えきれない使命感で、胸の奮える私です。
そして、やっぱりピアノの世界だけではなく、ビジネス界でも自分を発揮したいと思うのです。
・・・セミナー後はやはりイギリス・・・
みんなでパブへと繰り出します。
ビールを飲みながら、個性的で魅力溢れるメンバーとの会話が弾みます。
代表の西川氏は、昨年ロンドンで独立されたとの事。
みんなの憧れの中心的存在とお見受けしました。
凛々しい五月人形のような顔に只者ではない強さ・ダンディさ・やんちゃ坊主っぽさがみなぎっています。
「見よ!あきらめきったサラリーマンよ!」叫びたい気持ちを抑え、ビールを飲み干す夜でした。