ロマンティックで大好きなピアニスト、Richard Goodeを聴きに行ってきました。
春になって、週に5クラスのセミナー、そして式部会や、最近は私も外に出て学ぶことも多くなってきています。
セッションも多く、スケジュールが詰まっているのですが、
嬉しいのは、マンハッタンに住んだお陰でカーネギーまで歩いていけること。
この日も、セントラルパークを横断してカーネギーに向かいました。
早く着きすぎたので、向かいのCafeで薄いコーヒーをすすり・・・
私の大好きな天井桟敷、4階のバルコニーへと向かいます。
3階を越えたあたりから、足が重くなってくるのですが、
80歳を超えても4階まで自力で登れるようになりたいな〜といつも思います。
4階はバーもあるし、
人間ウオッチも楽しい。
この日も、演奏中に犬がワン!と一声吼えたり、
オレンジの毛糸で編み物をしているおばあさんがいたり。
シュマーンの曲を聞いていると、まるで糸が編まれていくようで夢の中に引き込まれていくようでした。
彼の演奏は、相変わらず温かみがあり素敵でした。
楽譜を見ながら弾くので、どの版を使っているのかな?
と覗き込むのも楽しく。
ちなみにシューマンは遠目にもわかりやすいブルーグレーのヘンレ版でした。
そうそう、プログラムの構成が見やすくてよかったです。
作曲者について。
曲について、
聴き所、
作曲者の写真の下には、演奏時間、
作曲した年、
カーネギーでの初演の年月日と演奏者。
何ここと曲の初演はMyra Hess.
次に演奏されたベーとーヴェンのソナタの初演は、ラフマニノフでしたし、
シューマンはホロビッツ。
瞼に彼らの演奏を重ねながら、演奏を楽しみました。
帰り道は、白い花の咲き乱れる夜道を歩きました。
桜トンネルの向こうは、もうすぐ我がアパートです。