今日は素晴らしいお天気!
若葉の芽吹くセントラルパークにお散歩に出かけました。
途中、夫のお茶のお仲間とバッタリ!JALのカレンダーのモデルとなったイケメンワンちゃんのコタローとしばらく遊ばせていただきました。
さて、遅くなりましたが、今日はヤマハ横浜店での「セルフ・コントロール」のセミナー報告をさせてください。
本番でいかに実力を出すか・・
これは、演奏家の一生の課題とも言えます。
多くの先生方から「ステージが怖い」という声を聞きます。
本番でガタガタになってしまった恐怖の体験がトラウマとなっているようです。
1曲に何カ月もかけて準備してきたのに、なぜ?!!!
悔しさと無念さとで立ちあがれないところに、先生からの「精神力が弱いからよ」という声・・・
ああ、私自身も同じような経験がありますので、よくわかります。
しかし、コーチングを学ぶ中で、セルフ・コントロールという言葉を知りました。
調べて行くうちに、多くのスポーツ選手が本番で力を発揮するために使っている「思考パターンを変える方法」があることを知りました。
今回は、脳の仕組みを学んだり、思考から来る体の反応を実験したり、望ましい状態を五感を使って描いて行く方法を皆さんで練習しました。
この日は、嬉しいことに、先日NYでの演奏会を大成功させたピアニストの菅佐知子さんが駆けつけてくださったのです。
菅さんには、ご自身の体験談とタイムラインによるデモンストレーションをしていただきました。
彼女の価値観を聞いたところ、「人として当たり前のことをしたい」「みっともないことをしたくない」というところからスタートしました。
でも、タイムラインを進めるうちに「ピアノを弾くことは愛しいこと。それを味わえることは、人間として尊い、本当に大切なこと」へと変化していきました。
そんな自分をイメージすると「白い光」と「ピアノを弾ける幸せと感謝の気持ち」をありありと感じることができました。
その後の演奏は、まさに新しい価値観から生まれた素晴らしい説得力のある演奏でした。
眠っていた本当の気持ちを引きだされ、変化していく姿を目の当たりにして、
その力強い演奏を聴き、涙ぐむ参加者の先生、続出・・・
さらに、さらに進化する菅佐知子さんなのでした。
本当にコーチをやっていて良かった!と思える瞬間です。
セルフコントロールには、「声楽家のための本番力」が参考になるとおもいます。
とても具体的に書かれていますので、本番を控えている方には、ジャンルを問わずお薦めです。