母の心臓の手術も無事に終わり、昨日ニュヨークに戻り、早速セッションをスタートさせています。
母が入院している2週間は、初めての父との二人暮らし。
85才の父は、お料理,お掃除、お洗濯。。。一人で何でもできます。
そして、毎日、病院の面会時間のオープン12時に間に合うようにお見舞いにも行くのです。
本当に驚きました。
おおらかで明るい父との二人暮らしは、本当に楽しい時間でした。
私も、生まれて初めて自分のペースで娘らしいことをさせてもらえたので、とても嬉しかった!
なにしろ今回は、「1番健康な私が、家族を支え絆を取り戻すこと」がミッションだったので、
それだけを頭と心に置いて、がんばりました。
がんばった。。。というのは、周囲に気を使いすぎて本心がわからなくなりイライラする母と、
さらにそんな母の気持ちを読む父との間で、
振り回されずに自分を貫くことです。
自分を押し殺し,相手に気を使うあまり、時として感情を爆発させる家族に育った私にとっては、
いつものように先を見越して動き回る方がずっと慣れているし、簡単なこと。
でも、この連鎖を断ち切り、堂々巡りしないためにも、
自分に正直に、全体を俯瞰して見ることに徹しました。
そして、自分がやってあげたいことよりも、「やって欲しい」と言われたことだけをやると決めて動きました。
本当に良くやったと思います。
とはいえ、気を使わないように気を使ったので、ぐったりと疲れてしまったことも事実です。
一時は、母の心臓の再手術が必要とのことで、とても心配しましたが、
父の聴き間違えか、勘違いとわかり、
ほっとしました。
何しろ、これはまだ一つ目のハードルで、次の大動脈瘤の手術が本番なのです。
父は『ママがかわいそう』と言って大変心配していますが、
私は大丈夫だと信じています。
今回の帰国の収穫は、
スーパーコントローラーで最上志向、完璧主義の母が「物の見方,考え方を変えると幸せになる」というコツを少し掴んだこと。
母が僻んだ言い方をするたびに、『それは、事実ではないでしょう?ママの妄想じゃいかな?』
『そんな風に思わないの。逆にラッキーだと言えるわよ、だって・・・』
と母の思い癖ををひっくり返してあげると、ハッとした顔をして「そうね〜〜」と聴く耳を持ちはじめたことです。
父からも『リエちゃん。ニューヨークから良い気を運んで来てくれてありがとう』と言ってもらえました。
母からもコーチングってすごい!と認めて認めてもらえたので、
これからも凝り固まった頭と心を優しくほぐしてあげることが出来たら、本当の親孝行ができそうです。
日本では、病院に行く間をぬって、沢山の仲間にお会いしました。
人生初の孤独な挑戦を続けていた私にとって、皆さんの優しさと愛にどれほど救われたでしょう。
毎日,皆さんに会いに出かけることで、パワーをチャージできました。
言葉に表せないほど感謝しています。
本当に、ありがとう!