度々、このブログでご紹介している私の紅茶とお菓子の先生。
船所順子さん。
素敵なブログで、私のことをご紹介してくださいました。
記事はコチラです。
私を深く知り、応援して下さるありがたい友人であり、私の先生。
帰国するたびに熱く語る仲間でもあります。
私たちは、NYで知り合いました。
彼女の魅力は、教えていただくお菓子が美味しいこと、親切で丁寧な教え方はもちろん、お洒落でこだわりのある生き方です。
レッスンでの楽しみは、雰囲気のあるお部屋で、美しい銀食器やグラス、テーブルクロス、飾られた花を見るのはプラスアルファのお楽しみ。
さりげなく飾られた品々は、ブランド品や高価なものは少なく、順子さんがご主人との旅の途中で見つけた手作りのものだったり、アンティークだったりします。
そんなこだわりの品に囲まれた大人っぽい空間で語る、順子さんの立ち振る舞い、言葉使い、その日のお洋服やアクセサリーまでもが、生徒の私にとっては、憧れです。
順子さんのレッスンのクオリティは高く、必ず満足させてくれます。
レッスンでも、レッスンを離れた時でも、私達生徒の期待を裏切ったことは1度もないのです。
生徒さんは、私たち指導者が思っている以上に先生を見ています。
その先生の生き方、考え方を!
私は、自書「ぴあれん手帳」「ぴあれんキッズ」に書かれた子供たちの言葉を隅々まで読み、
全国のセミナーを通じて出会った先生方から語られる多くのエピソードを知っているので、どれほど生徒さんが先生に憧れているかを実感しています。
ところが、「教えること」「上手にすること」にだけに集中している先生は、そんな生徒さんの視線に気づいていない方が多いようです。
私の指摘で、初めて気づき、「苦手な生徒さんだったけれど、こんなに思われていたなんて・・」と生徒さんのいじらしいほどの愛を受け取り、涙する先生もいらっしゃるほどです。
どんなに教え方が上手でも、ファンデーション(自己基盤)の低い先生は、大切な生徒さんを失ってしまいます。
これは、私が20代の頃、懐石料理を習っていた時のお話。
私は、ある流派に入門し、懐石料理を基礎から学ぶことにしました。
先生は、ご指導の天才だったと思います。
私の腕はメキメキ上達していき、学ぶこと、創る喜びでいっぱいでした。
お稽古が楽しくて楽しくて、先生が大好きで大好きでたまりませんでした。
お稽古の前の日は、楽しみで眠れなかった位です。
でも、しばらく夢中で通ううちに、残念なことが起き始めました。
先生のルーズなところが明らかになっていったのです。
例えば、度々、時間になってもお教室の鍵があいていなかったり、お渡しした筈のお月謝や予約した懐石の器のお金を受け取っていないと言われたり。(結局、先生が失くしたことになりました)
必死になって言い訳する先生を見ながら「なんで、そんなウソをついたり、ごまかしたりするんだろう・・」
悲しい気持ちで胸が蒼く沈んで行きました。
ある時、それは、私にだけではなく、ほかの生徒さんにも起きていたことがわかりました。
お免状代を早めに徴収したのに、いつまでたっても送られて来ないので本部に問い合わせた生徒さんがいたのです。
なんと、私たち全員の資格は申請されていませんでした。
先生に用立てたお金が返ってこない生徒さんがいたこともわかりました。
そして、行方不明になってしまったお月謝や器代など、数々のお金のトラブルとその額の大きさに、私たちは驚ろかされました。
生徒一同、どれほどショックだったことか!
皆、お教室に通い、そこで先生に会えることが大好きだったんです。
お着物の似合うしゃっきりした姿で語られる専門的な授業、先生の笑顔、修業中の苦労話、ずっこけ話、鮮やかな技術と食にまつわる深いお話し。
私たちは、先生に憧れて、ただただ先生のすべてを見ていました。
先生のようになりたいと心から思っていました。
「おかしいなあ。変だなあ」
と思っても、先生が大好きだから、みんな胸の内にしまっていたのです。
・・・このようなことを知って失望した生徒たちは、全員が去って行きました。
先生も人間です。
人生、いろいろあると思います。
でも、お願いです。
生徒さんの夢を壊さないで!
(実は、私も生徒さんの憧れに気づかずにやり過ごしてしまった経験があります。
そのお話は、また今度書きます)
生徒さんはお教室で夢を見ます。
夢を膨らませています。
楽しく通えるお教室作り、
その為の先生の人間力アップ。
先生の前に、まず、一人の人間として、堂々と生きて欲しい。
無理して先生の役を演じ続けたり、一人で悩んだり、苦しんだりしないで!
私はコーチとして力になりたいと願っています。
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まだまだ、頑張ります!