第2&第4日曜日には、
円覚寺で和尚様の説法座禅会があります。
今日は、久々に行ってきました。
境内は、いつも掃き清められていて、清々しいです。
皆で合唱するお経が約20分ほど。
そして説法が40分。
今日の説話は、昨年お父様を亡くされた和尚様の生と死のお話でした。
人が亡くなる最後の瞬間って、
末期ガンのご主人をご自宅で看取り、
ドキュメンタリーを制作した長谷川ひろ子監督が、
『いきたひ』の中で体験されたように、
、和尚様にとっても、心深まる学びの時間だったそうです。
そして、最後の言葉こそ、真実の言葉。
大切にしなければなりません。
死の前は、苦しく辛く悲しく厳しいものだけど、
それでも私たちは、大切な人の死を前にすると家族は結束する。
それは、亡くなっていく人の導きなのだという考え方もある。
<みんな一緒にいる>という感覚が大事なんだと、和尚様はおっしゃいます。
やがて、私たちは死を受け入れ、それでも前進しきます。
誰にでもいつかやってくる死について、
恐れて逃げるのではなく、
日頃から語り合い、
シュミレーションしておくことが大切だとも、おっしゃっていました。
そういえば、父は89歳、母は82歳になりますが、
これからのことについて面と向かって話したことがありません。
大切なことを説いてくださった和尚様に感謝して、
近いうちに、両親の希望を聞いて、書き留めておこうと勇気をいただきました。
説話の後に、写経もしました。
円覚寺では、きちんと墨をすって書きます。
炭の香りも清々しく、
今、ここに在る・・・
心落ち着くひとときです。
円覚寺の帰り道、ふとこの看板に惹かれて、足を踏み入れてみました。
「お気軽にどうぞ!ご試飲無料です」
帽子屋さんの中にある蔵谷珈琲店は、ネットで豆の販売をしているそうですが、
なんと、日曜日に無料の試飲会をしているんだそうです。
ご主人が丁寧に焙煎したコーヒー・・・
日当たりのいい小さな帽子屋さんの中でいただくの、ほっこりしますよ〜〜
試飲といっても、ウエッジウッドのカップで淹れてくださるのです。
紙コップだと美味しさが伝わらないから・・というこだわりです。
回復食中なので、本当はいけないのだけど、
勧められるままに3種類もいただいてしまいました。
あまりにも楽しくて、嬉しかったものですから、
1番気に入ったコーヒー豆を購入したのはもちろんのこと、
すぐ近くのカルヴァのどら焼きも買ってきて差し入れました。
あはは〜〜ご主人、驚いていた!
これぞ、リエさん流の恩送りです。
帽子屋さんの中のコーヒー豆屋さん。
特別なところ。
大事にしたいですね!
明月谷戸で見つけたオオイヌノフグリ。
空色の小さな花が可憐です。