今、思い返しても
香港、ロンドン、ニューヨークと、
それぞれの国での病院のシステムも
お医者さまの考え方も
文化も違う。
だから、病気に対するスタンダードも全く違う中、
私の英語力もままならず・・・
病院に行くことになったら、さあ、大変!
・・・なので、病院に行かなくてすむように日々整え、
病気になる気配が漂ったらすぐに休んで、
食べたいものを食べて、
自力完治してきました。
実は私、
結婚してから32年の間、
3回しか、病院のお世話になったことがないんです。
1回めは25歳の時。
インフルエンザで41度の高熱が出て、近所のクリニックにお世話になりました。
2回目は、7年前の50肩ブロック注射。
何もしていない時も激痛が続き、
腕が全く上がらなくなりました。
そんな中、ロンドンからNYへの引越し作業をしなくちゃならなくって・・・
もうこれは、仕方ない。
神経ブロック注射で治してもらいました。
そして、3回目は、
5年前のNYでの花粉症の治療です。
有名な耳鼻科だったのだけど、
支払い請求が、どうもおかしい・・・
調べてみたら、随分と怪しいところだった為、
結局、納得がいかなくって1度でやめました。
夫も娘ハルカも大抵の病気は自然と通過させているようで、
あんまり病院には行きません。
実はわたしは4歳の時に肺炎をこじらせて死にかけたことがあるんです。
母は、随分と心配して、
その後も私の健康管理に気を使いすぎるほど、使っていました。
「リエちゃんは、体が弱いから・・」というのが口ぐせでしたから、
私もすぐに疲れて、都合の悪い時には、熱を出していました。
特にやらなくてはならない宿題やピアノの練習が出来ていない時などは、
小首をかしげて、手の平をおでこに当てると、
「あら?またお熱が出たかしら・・?」と
すぐに練習免除になるので、
そればっかりやっていましたね・・
今思っても
メリハリのない、
自発性もない、
本来の自分の持っている生命力を発揮せずにいた幼少期でした。
それはヤマハ音楽教室に就職するまで続きました。
でも、ピアノを教え始めたら、
子供達の圧倒的なパワーに驚かされ、
研修やら会議やら、コンサートやらで忙しく、
熱を出す暇もなくなっているうちに、
あれよあれよと、強くなって行き、
今では「リエさん、どうしてそんなにパワフルなんですか?」って驚ろかれるほど!
でも、病気の中でも、
どうしても自力で治せない病気もあります。
現在、私のロンドン時代の親友の真奈子さんの
アメリカに住むお孫さんが、
緊急入院して、骨髄移植のドナーを探しています。
エルキ君のパパもママも英語は堪能だけど、
それぞれ母国ではないし、
どれほど心細いことでしょう。
病院のベットの上で絵を描くエルキ君。
ついこの前まで、日本で思いっっきり楽しい夏休みを過ごしていたんだそうです。
絵も、お習字もとっても上手!
真奈子さんも日本から駆けつけて、サポートしています。
皆さん、ストレスいっぱいだろうに、
今できることに集中して頑張っています。
なんと強い心!
心から尊敬します。
真奈子さんのFBより
|
医学の進歩、
医療従事者のスキルアップ、
患者さんや介護する方々を取り巻く環境の改善を
心から願っています。
体は病気でも、
心までは病気にならないように・・
少しでも穏やかな気持ちで過ごせるように・・・
どんな時も、希望の光を見つけて欲しいと願っています。