心の研究を深める中で、出会った「箱本」
もっと知りたくなって、箱専門家のコーチまでつけてしまった私です。
箱コーチ、テンコちゃんとのセッションでの今日の学びを記しておきます。
セッションでテンコちゃんに話を聞いてもらっているうちに、ふと、心の中にわだかまっている黒い塊が気になりだしました。
それは、私の尊敬している方に、初めて出版した本をプレゼントした時のこと。
その方は、ずっと応援してくださっていたので、きっと喜んで私の本を受け取ってもらえると思い込んでいました。
ところが、
「こんなのやっても意味がないのね」と・・・
ガ〜〜〜〜ン
さらに
「コーチングは知能指数の低い人が受けるもの。高い人には必要ないと思う」
と言われたのです。
ガ〜〜ン、ガ〜〜ン
私は、頭を殴られたようなショックで目の前が真っ白になり、何も言えませんでした。
数日間真っ暗闇の中で生きて、いつの間にか立ち直りました。
心の仕組みを学んだ現在では、人にはそれぞれ価値観があり、尊重できるようになりました。
相手の方は思ったことを率直に言っただけ。
私が勝手に喜んで受け取ってもらえると思い込んでいたのです。
実はベースに、喜こばせたい、恩を返したいという思いがあったと分析し、そんな自分をほほえましくも思えます。
でも、まだまだ未熟だった私。
あの時受けたショックは心の中に黒い塊となって残っていたのです。
私は、自分が箱に入っているから苦しいのか、
相手が箱に入っているからそんなキツイことを言うのかを知りたいと思いました。
テンコちゃんは言いました。
その時、リエさんは、本当は何て言いたかったの?
わからない。
今でもわからない。
子供のころから尊敬し、崇拝し、その価値にしたがって学んできた方からの言葉だったから。
私の書いた本は、意味のないものかもしれないし、
コーチングは知能指数の低い人のものと言われたら、そうなのかも。。。とも思ってしまう。
テンコちゃんは、じっと聞いていてくれて静かに言いました。
私はリエさんの言葉から、
その方すごく慕っている。
だからこそ、すごく悲しかったんだ・・・
ただそれだけで、
非難のようなものは感じ取れませんでした。
リエさんは、自分が箱に入っていると思う?
入っていると思うな。
だって、心がざわざわするもん・・・
でも、出るのが難しい。
非難の気持ちがないのに、どうやって、出たらいいのかわからない。
箱にはぺらぺらの紙のような出やすい箱、
また、日銀の地下金庫のような頑丈な鉄の鍵が何重にもついているような、すごく出にくくって、出るには苦しい箱もある。
そういう時は、すぐに出なくてもいいの。
ぺらぺらの箱から何度も出て、「出た時の感じ」を大事にしていたら、いつか出たくなる時がくるかもしれない・・・
そうか、箱に入っている、出る、といっても、いろいろなバージョンがあるんだね。
たとえば、電車に座っていたら目の前におばあさんが入ってきたとするじゃない?
どのバージョンが箱に入っていると思う?
①いい人にならなくっちゃと思って、さっと席を立つ
②何で私の前に来るの〜〜優先席の方へ行ってよ!と心の中でブツブツ言いながら席を立つ
③おばあさん、ごめん。今日は私足が痛いの、だから許して
④おばあさん、私、若いから大丈夫ですよ〜どうぞ座って!
箱理論では、「心の中で相手を人として見るか、物として見るか」が大事なポイント。
行動じゃないの。
だから、①と②はなにか抵抗がある。それは、相手を物として見ているから。
③は?
相手を人として見ているでしょう?
人間って、やりたいと思っても出来ない事ってあるよね。
だから、行動じゃないの。
③④のように、相手に大して思いやりの心を持っている時は、箱から出ている時。
言葉じゃない
態度じゃない
心。
心なの。
人間には生まれながら、相手の心、自分の心も瞬時に感じ取るセンサーがあるの。
そうか!
そうか!
そうか!
私はもっと自分のセンサーを信じてもいいんだね。
なんだか、心が軽くなって、そう思えました。
次のセッションまで、やってみるわ!
明るく叫ぶ私です。
テンコちゃんのプライベート箱セミナーは、続きます。