友歌ちゃんの通うRoyal College of Music(英国王立音楽院)の公開試験に伺わせていただきました。
試験の40分前に学校の入口で待ち合わせ。
道路を挟んでそびえ立つのがロイヤル・アルバート・ホールです。
学生たちを見守っているような、プレッシャーをかけているような・・・まさに音楽の殿堂です。
周辺には、楽器を持った各国の学生が沢山いてインターナショナルな感じです。
日本の音大とはちょっと違う雰囲気です。
少し時間があったので、カフェにエスコートしてくれる友歌ちゃん。
そして、ポイントをためた大切なカードでカフェラテをご馳走してくれるのです。
本当に可愛くなっちゃいます。
そこで、岡野由美コーチが教えもらったスケート選手のジョニー・ウィアーの言葉を伝えました。
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「僕にとって重要なことは、観る人を旅に連れて行き、
僕の心と魂を見せ、彼らが僕の一部だと感じてもらうこと」
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「わかる。なんだか、泣いちゃう・・」と目をこする友歌ちゃん。
本当に柔らかな感受性でいっぱいの彼女です。
そして、いよいよ試験・・・
3人の先生方の前で弾くのですが、一人は必ず学外からと決まっているそうで、この日はロイヤル・アカデミーの先生が参加されていました。
フェアーな審査制度なんですね!
手の故障で半年近く弾けなかった友歌ちゃんでしたが、この日はすべてを出し切りました。
バッハを弾き終わり、リストに移ったあたりで、テーピングしたテープがはがれてピロピロしだしたときは、ハラハラしました。
でも、その後、テープをはがして見事にラヴェルを完奏。
自分に対してのプライド、そして聴いてくれる人を尊重する志の高さを感じさせる姿を見て、涙が止まりませんでした。
演奏後はカフェで一休み。
本番を乗り切った友歌ちゃんは、明るくスカッとしたいい顔しています。
続々と集まって来るお友だちに「コーチングの先生だよ〜!」と私を紹介してくれます。
思わず私も「今、彼女たちに伝えたいこと」を張り切ってお話ししてしまいました。
優秀で個性的。
そして、お互いに励ましあいながら自立を目指すお友達に囲まれた笑顔の友歌ちゃんを広島のご両親にみていただきたいなあと心から思いました。
さて、今日から、パソコン内のお掃除に取り掛かっています。
後は、楽譜とコーチングの資料の整理も!
3つ同時進行で進めてみようと思っています。