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英語教育

英語教育
英語教育の是非が小学校の現場で問われているという記事を読みました。

中学に入る前から英語嫌いになっている子もたくさんいる。
という本末転倒な現状にがっかりし、悪くなる前に早く手を打たなければ!と感じました。

このような現場の声、大切にしなければと思います。
ここから先、英語教育をやるかやらないかではなく、軌道修正することが必要なのではないでしょうか。

私は、小学校の間は「自分の考えをちゃんと述べる」ことが先決だと考えています。
話すツールである英語に時間をとるよりももっとも大切なことに目を向けて欲しい。
それは、子供たちが、自分の考えをきちんと述べる機会、ちゃんと最後まで聞いてもらえる機会があまりにも少ない現状を認識することです。
日本人は相手の気持ちを察する能力が高いので、どうしても発言するチャンスが限られてしまうし、出るくいは打たれるので、おとなしく黙っているほうが得になっている現状があります。
大人はこうすれば早いといった答えを持っているのでつい教えてしまいます。

コーチングでは、話を「聞く」「承認する」「質問する」トレーニングを徹底的にしていきます。話を聞いてもらえれば、安心して自分の考えを述べることが出来て話しながら頭の中を整理することが出来ます。

コーチングを広めたいと願っている私の原動力は、私たち家族の海外での経験が基になっているような気がします。

お父さん・お母さん・現場の先生、もっと子供の話を聞いてあげて、質問してあげてください。
教えこまずに「どうしたらいいのだろう」と小さな頭で一生懸命考える子にしてあげてください。
答えたことを批判せず、まず受け止めてあげて!

月刊誌「海外子女教育」2月号の「今月の顔」は雅子様の妹さんのご主人、国際弁護士の池田祐久氏です。
オタワ生まれ、香港・スイス・日本・アメリカで教育を受け16年間の海外生活をしてきた池田氏は、こう語っています。

「今の人たちは日本語の持つあいまいさに甘えています。結果的にそれは何も考えていないことと同じになってしまいます」

海外生活が長くなってきた私も「YESかNOか」と選択を迫られ、やっと答えたと思ったら「WHY?」と突っ込まれる環境で、ずいぶんたくましくなりました。

頭の筋肉、これからもつけていきたいと思っています。