マンハッタンアパート暮らしでは、慣れないことばかり。
乾燥機の温度が上がらなかったり、窓があかなかったり、クローゼットのドアが落っこちてきたり。
小さなアリの行列、エアコンの脇からは隙間風がヒュ〜〜〜〜
お風呂の蛇口は固くて回せないし、大家さんの巨大掃除機はすごく重くて、部屋をひととおり掃除するのに2時間もかかります。
全体的に私の腕力では立ち打ち出来ない感じで、疲労困憊してしまいます。
でも、アパートには、困った時に助けてくれる「スーパー」と呼ばれる用務員のおじさんのような人がいるそうです。
今日は、勇気を出して「スーパー」を呼んで、修理を依頼しました。
「まずは窓を直そう」と心強い返事をして帰って行ったのですぐ来るのかと思ってず〜〜と待っていたのですが、現れず。
またまた勇気を出してドアマンに聞いてみたら、「彼らは鍵を持っているので家に居て待っていなくてもいよ」って!
な〜んだ!そうだったんだ。
「わからないことを教えてもらう」って、私に取ってハードルが高いんだなあ〜と思います。
「人に気軽に聞く前に自分でなんとかしなくっちゃ」という思い込みもあると思うし「簡単なことを尋ねるのが恥ずかしい」という変なプライドもあると思います。
コーチだなんだと言っても、私もまだまだダメだなあ〜
勇気を出しついでに、スポーツジムも行きました。
ハルカのリクエストで決めたNYで1番カッコいいと言われているEQUINOXです。
既にメンバーにはなっているものの、システムやマシーンの使い方がわからないことが不安で一歩が出ませんでした。
でも、今日は案内してもらうだけ。
それなら出来る。
あちこちのEQUINOXに顔を出しているハルカからは、「お母さんよりも、もっともっとおばあさんもジムで走ってるから大丈夫」と言われていたのですが、腰が引けてしまって・・・
こんな時、一緒に行ってくれる日本人のお友だちがいたらどんなに心強いでしょう。
でも、いないんだから、自分で何とかしなきゃ。
でも、なにはともあれ今日のツアーはクリア。
一つずつ前に進むと気持ちがいい!
さらに勇気を出して、以前習っていたピアノの先生ゼルマの家にも行ってきました。
なんと、ゼルマの家はアパートから徒歩5分のところ。
ロンドンでの6年間はコーチング三昧&五十肩のトラブルで、すっかりレッスンはご無沙汰していたし、
またレッスンに来いって言われたらどうしよう・・
と思って、挨拶しそびれていたけれど思い切ってピンポンを押してみたら、
「おお、リエ〜!」と飛びついて抱きついてきたゼルマ先生!
再会をすごく喜んでくださいました。
コーチングのことや五十肩の事情も理解してくださった上に、2つのインターナショナル・コンクール優勝者のお披露目のコンサートにご招待してくださったのでした。
何だか心が軽くなって、またピアノを弾こうかなあ〜なんて気になってしまいました。
愛されている。
認められている。
仲間だと思ってくれている。
そんなパワーを感じて幸せ度がアップした瞬間でした。
明日は、春を迎えたセントラルパークに行ってみようかしら・・・
夕方のセントラルパーク。木の芽もふくらんできています。