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ガチンコ勝負2本目 しゅんさん

ガチンコ勝負2本目 しゅんさん

■現在思うこと
 将来ビジョンを描くことがいかに難しいかということです。「7つの習慣」に「自分が死んだ時、どんな葬式になって欲しいか」といったところから自分の生き方を見つけていくという方法を紹介されていました。しかし正直それで「何を為したいか」を導くことはできませんでした。そこで非常に参考になった書籍が「35歳までに読むキャリアの教科書(渡辺正裕)」と「世界で戦うキャリアづくり(脇若英治)」です。これは本当に参考になりました。
これを読んで感じたことは、「将来ビジョンは働いた経験の無い学生が20年、30年後に何をしたいか」を決めることは不可能に近い、しかし「社会人生活の初期段階までに決め、それに向かって進まなければ何も成し遂げることはできない」ということです。とにかく入社後も20年30年後を考え続け、仕事に前向きに取り組むこと大切だと思いました。

 ■やったこと
①    今まで強くインスピレーションを得た人、刺激を与えてくれる同級生に連絡し、会合の約束をしました。→今週やっとお会いできそうですので将来についてお話してきます。

② 本を10冊程度読んだこと。
③ 書籍を参考に将来ビジョンについて深く考えてみた。

■できなかったこと
 将来ビジョンについて考えてはいたが誰かと深く、語り合うような事はできなかった。就活動時代はよくしたはずなのに。そういう話を切り出しにくくなってしまった。恐らく自分のやりたいことが見えなくなってきているからだと思う。もう少しだけ具体化させ、意識的に話していきたい。

■自分で決めた課題3つ

①    将来ビジョンについて具体化すること。
自分が40歳や50歳になる時は経営者になること。それも現在の内定先の関連会社のではなく、新しく創りたい。自分が先頭に立って。それが今の会社のアセットの使っての社内ベンチャーなのか辞めて起業するのかは分からない。さらにどんな事業をしようという点が分からない。ただ自分が提供する財・サービスで喜ぶ人をこの目で見たい。その方がやりがいを感じることができると思う。
 それを実現するために入社15年目くらいまでの短・中・長のゴールを以下に書いてみました。
ポイントは第一に実力を伸ばすこと、第二に幅広いビジネス、問題に触れ価値観を広げること。

短期的ゴール(5後)
・勤務先の新人海外派遣で英語圏の都市(できればニューヨーク)で2年間働く。ここで英語力・会計スキル向上(向上というか英語なネイティブ、会計は会計士レベルになる)はもちろん。世界での仕事を肌で感じてくる。
中期ゴール(10年後)
・ 財務のプロフェッショナルになる。海外での大型投資案件のプロジェクトファイナンス組成や、M&Aアドバイザリーで社外から高い評価を得る人材になる。
・ MBA社費留学に選ばれる。理想はスタンフォードMBA。ここで世界のTOPの人材と学び合う。世界的視野を身につける。
長期のゴール(15年後)
チャレンジをしてみる。具体的にファイナンスではなく、新規事業。会社での新しいビジネスをスタートさせる。または辞めて何かを始める。そのために入社後は死ぬ気で働く。

 

②    まずは「7つの習慣」を読むこと。読書は月15冊読むこと(自分の中で課題図書はリスト済)。
大量に本を読みました。以下読んだ本です。特に「フラット化する世界」におけるフリードマンの視点の広さには驚かされました。今まで読んだ本の中でもベストなものかも知れません。また「35歳までに読むキャリアの教科書」は非常に読みやすく、自らのキャリアを考える上で参考になりました。抽象論ではなく、具体論に徹底している点が良かったです。
<教養のため>
・ フラット化する世界(上・下)
・ デフレの正体
・ 世界の資源
・ この国を出よ
・ 日本の恐ろしい真実
・ マクロ経済(吉川洋)→3分の1も読んでませんが
<将来ビジョンの具体化のため>
・ 7つの習慣
・ 20代でしておきたいこと
・ 35歳までに読むキャリアの教科書
・ こころ動かすマーケティング→半分くらいしか読んでないです。
・ 世界で戦うキャリアづくり

 

③    卒業までに何にチャレンジするかを決意すること。
卒業までは以下三つに従事しようと考えております。
1.「学生と企業を繋ぐ仕組み」を卒業までに創ることです。ただの立食パーティーや飲み会ではなく、学生と社会人共同でプロジェクトを達成する場や、少人数で将来ビジョンなどについて話し合う場の創出を考えています。
 →将来を考えた上でゼロから新しいモノを創る経験をもう一度積みたいからです。
2.ロサンゼルスでの2ヶ月間のビジネス合宿参加
 →「自分が何をしたいのか」を明確化するためには、入社後も考え抜き、色んな価値観を持った人との繋がりを持つことが大切と考えます。このビジネス合宿参加者のタテヨコの繋がりは強固で外資コンサル、金融、総合商社、メーカー、ベンチャーなど様々な道へ進む人がいる。
3.基礎学力の向上です。
英語、経済、経営、会計、ファイナンス、PCが中心です。
→日本企業における人事評価はスタートダッシュが非常に重要と聞きますのでそれなりに準備をして来年4月からの社会人生活に臨みたいです。会社で成果が出せなければニューヨーク派遣もMBA留学も遠のく一方だと思いますので。
※インドへボランティアは行かないことにしました。学生時代に既にアジアの国々を訪れ、現地でボランティアに従事した経験があるからです。それよりは仲間と議論して新しいモノを創ったり、勉強しておく方が将来の自分にとって財産になると感じました。

■ここで自分が何故このような将来ビジョンを描いているのかというところで自分がどんな人間なのか、何にやりがいを感じるのかなどを列挙してみました。こういったところから上に記したビジョンを書いたように思います。
<やりがいを感じること>
・ゼロから新しく何かを創る時に強い充実感を覚えたから。
→学生団体を新しく創ったとき、就活団体を立ち上げたとき
・新しいことにチャレンジする時にワクワク感
→インドに2週間一人旅に出たとき
・意識が高い人と出会い、がっつり話した時
・ 集団をまとめること
  →合唱コンクール指揮者、陸上部キャプテン、学生団体など
・ 人にスゴイとかありがとう!と言われること
<そこまでやりがいを感じないこと>
・人から言われた単調作業はいつ退屈だった。
→工場内での流れ作業のバイト
・ネットでの金儲け。
  →ベンチャー企業と組んで塾サイトの改善をした給与を得たが、やりがいは感じなかった。
・だらけた日々
  →忙しい方が好きかも
<尊敬する人>
・ 努力を怠らない人
・ 自分に厳しい人
・ 圧倒的な成果を出していても決して奢らない人
・ 圧倒的なリーダーシップを持つ人
・ 常に挑戦している
<尊敬できない人>
・ 人の噂や文句ばかり言う
・ 努力もチャレンジもしない
・ 奢る人、他人を見下す人
・ 自分に同情する人

■ 次回までの目標
① 現在動いている「企業と学生を繋ぐ場」のコンセプト・行動計画を練り直し、関西のNPOの方とお話する。口説く。
② ロス合宿参加のための、課題(ビジネス提案書や大量のエッセイ)の提出や面接対策。一日完結のビジネスプラン

しゅんさん

レポート、ありがとう。
今、感じていることを正直に書いてくれているね。悩みながらも、出来ることを進め、その中から将来ビジョンが掴めてきたんですね。自分で考え、ひねり出したところが素晴らしいです!

そして、5年、10年、15年後のビジョンは、読んでいてワクワクしました!

一方、今回は、しゅんさんの言う「自分への甘さ」が出て、締め切りオーバーして他のメンバーを待たせてしまいました。いつも1番早いのにね。でも、この場は練習です。 
どんどん汚して、消しゴムで消して、未来のために役立てて!
コーチングを申し込んだ理由に「自己管理能力アップ」があったはず。次回は、早目に送ってみてね。
レポートを読んで、ふと、思ったのだけど・・・違っていたら、ごめんね。
レポートを書くのに時間がかかってしまったのかな?
もしかしたら、しっかり伝えたいと思って、少し力が入ったかな。
次回は、半分か1/3ぐらいの分量にして、シンプルに伝える練習をしてみませんか。
今朝、夫から教えてもらったのだけど、「伝えたいことは紙1枚。まずは結論から」というのがビジネスマンの鉄則だそう。
七つの習慣にもイメージする図や表がよく出てくるけれど、もし、しゅんさんの優位感覚が視覚優位だったら、
マインドマップは、かなり役立つと思う。
考えを図にして、ビジュアライズすると早くまとまってプレゼンの時などにも便利です。
ちなみに私のセミナーのレジュメもマインドマップ風にしているの。

さて、目標としていた「たまってしまった読みたい本を読む」こと。
こちらも、バリバリ進んでいますね〜
素晴らしい本を大量に読み進めることが出来ました。
読むだけではもったいない!読んだ感想を人に伝える、メモするなどして、アウトプットすることで頭の中が整理できます。みねさんもチャレンジ中ですよ〜

私は、「バイブル」だと思った本は大切にしていて、それ以外は興味のありそうな人に貰ってもらい手放しています。
常に本の在庫は循環させ、バイブル本はずっと持ち歩いています。
七つの習慣もバイブルの一冊。

今回のレポートでは、<やりがいを感じること・感じないこと><尊敬できる人・できない人>のアウトプットが、立体的で面白かった。
私もぜひ、やってみたいと思いました。

そして、卒業までにやりたいことも3つに絞れましたね。
どう?難しいと思われた選択も、一つ手放すと軽くなるでしょう?

そこで、提案。
今回は、「スペースを空ける」ことにチャレンジしてみませんか?やりたいと思っていたのに出来ていなかったこと、気がかりになっていたことなどをどんどん片づけて行くのです。
それは、「部屋の掃除」といった大きなことではなく、「いらない服を処分」「引き出しの1番上を整理」「たまったゴミを出す」または、「メールの返事」など、ささっと出来る小さいことをお勧めします。次回までに20個達成してください。
スペースが空くとスッキリするだけでなく、余裕もできます。さらに、次へのエネルギーも湧いてきます。

最後に、しゅんさんの次回までの目標、歯応えありそうだけど大丈夫?
達成できるハードルを設定し、流れを作って、それに乗って楽しみながら進めてくださいね。
コーチングのゴールまで快適なスピードでドライブを続けてね。

お勧め本 *ザ・ビジョン ケン・ブランチャード著 ダイヤモンド社