セミナー12日目 所沢ヤマハ

今日のセミナーは、「ロールプレイ」。

先生方は、お母さん、子ども役&先生役になりきって、ロールプレイにチャレンジです。

行った事例は3つ。

その1
やる気満々なのだけど、練習が進まない由美ちゃん。
赤ちゃんの弟に手がかかって、お母さんは練習を見てあげられない様子です。
いっそ、家で練習しなくてもいいバレエ1本に絞ろうかしら・・・
お母さんの気持は、ピアノから離れているようです。
このままでは、ピアノをやめさせてしまいそうです。

由美ちゃんのママをコーチングしてみましょう。

その2
不器用で口達者な舞ちゃん。「それが?」「わかってる」「だから?」など暴言をはきます。
先生のアドバイスにも「できない」「嫌」「無理」を連発。
先生も舞ちゃんにしっかり基礎を教えてこなかったことを反省しています。

さあ、舞ちゃんをコーチングしてみましょう。

その3
ヴァイオリンの先生でもある博君のお母さんの夢は、将来息子の伴奏でリサイタルを開くこと。
博君もお母さんの期待に応え、他の子よりもかなり早いペースで上達してきました。
ところが「サッカークラブに入って活躍したい。それが無理なら、ピアノをやめる」と言い出した博君。
お母さんは、走るのが遅く、おっとりしている博君がサッカーで活躍できるはずがないと言います。
親子でがんばってここまでやってきたピアノのペースを落としたくないお母さんをコーチングしてみましょう。

5分間という短いセッションですが、コーチングの流れに乗ってチャレンジする先生方。

センスの光るやりとりや、愛にあふれた深いやりとりが多々みられました。

何よりも、先生サイドの「こうあるべき」「こうしたら」という答えを横に置いて、一生懸命相手に寄り添い、小さな一歩を一緒に見つけようとする姿が感動的でした。

中でも「ありがとうございます。お母さんとお子さんの気持ちが、わかりました」と正直な気持ちを伝えるベテラン先生の姿に頭が下がりました。

長年先生稼業をやっていると、あれこれ知っていることを言いたくなっちゃう。

自分を横に置くことは、本当に難しいことです。

そんな中、「ちょっとした問いかけで、相手の気持ちがゆるみ、本音の出る瞬間を実感できた」「相手の考えを尊重したほうが、ずっと信頼感が増しますね〜」というご感想もありました。

頭から湯気を出しながら帰途についた先生方。

お疲れ様でした。

この経験は、貴重な宝となるはずです。