Riezm Academy

ただいま〜!

昨晩、ボストンから戻りました。

ボストンは、ちょうど紅葉の季節です。青い空はどこまでも高く空気は澄み切っています。
年に1度、ハルカの学校を訪れるのは、私達にとって大切なひと時です。
ハルカが13歳の時にこの学校に入りたいと夢にまで見て入ったGROTONで、3年目を無事過ごす事ができているのは、親としても娘と一緒に夢を紡いでいるような気持ちです。また、暖かいクラスメイトの両親や先生方を再会し、一緒に食事をしながら楽しい学校生活の話を聞くのは本当に幸せなことです。
GROTONの学生は、ハードな勉強で大変なのになぜこんなにのびのび明るく、しかも礼儀正しく、謙虚なのだろう?
ハルカは、学校の勉強について行くのが大変です。
でも、学校や先生が大好き、勉強が大好きなのです。

「これからクリスマスに向けて山を越えなきゃならないね。大変だ〜」
「山って言っても、直線で聳え立っている感じなんだよ。大きなテストがどんどんあるし、レポートは火曜日に提出なのにコンピューターは壊れちゃっているし。」
「そうか〜」
(そんな中で毎日一人で頑張っているんだね)
事情がわかるだけにもう何も言えません。

でも、ハルカが前向きに頑張れるのも先生方の指導力&コーチ力があるからだと実感しました。
どの先生も生徒の目標に合わせて、バックアップして下さいます。
「あなたは、どうなりたいの?」
それによって、チャレンジ度を変えていくわけです。
最もなりたい姿になれるように最大限アドバイスを下さるのです。
だから、先生に存在を認められ、安心してどこまでも自分の能力を信じて頑張れるのです。

目標設定→現状把握→行動計画→実践→目標達成

と、まさにコーチングのシステムが自然に導入されているのを膚で感じる学校訪問でした。
たった2日間の再会はあまりにも短く、後ろ髪引かれる思いでした。
「最後の晩、一緒に食事を」と思ったのですが、既にハルカの心は翌日からの授業のモードに入っているのを見て、こちらこそ、しっかりしなきゃと思わされるのでした。

昨晩帰国したら、ハルカの明るい声で、メッセージが入っていました。
「お母さん。1人で寂しいと思って電話したよ!コンピューター直ったからもう大丈夫。全部消えちゃったけれど。まあ、生きていけるよ。」
確か、コンピューターにレポートのデーターが入っていたはずなのに。。。

優しく健気な娘の姿に励まされる思いで胸が一杯になりました。