ぴあれんキッズ・・・
この本は、私が7年前に初めて書いた小学生用のピアノの練習ノート。
コーチ代わりのぴあれんちゃんが、生徒さんに向かっていろいろ質問します。
生徒さんたちは、自分で考えたり工夫しながら、その答えをノートに書き込みます。
究極的なゴールは「生徒のセルフコーチング」でした。
当時私は、ロンドンから帰国して、全国をセミナーで回りました。
そして、日本中のピアノの先生から届いた、生徒さんの描いた素敵なぴあれんキッズのコピーを
セミナーで多くの先生方に見ていただくことができました。
その時のコピー、NYにも持って来ているんですよ〜
さて、この本は、1巻、2巻があり、1年で修了するように作られているのですが、
7年間もの間、ず〜〜〜〜っと休みなく1巻2巻、1巻2巻と繰り返し使っているクライアントのピアノの先生から、
嬉しい報告がありました。
当時小学校の低学年だった生徒さん達は、既に高校受験生。
そして、先週の合格発表では、なんと、中3グループ全員が特別選抜でトップ校に合格!
しかも、一人もレッスンをお休みすることなく!
発表会にもちゃんと出て・・・
いや〜〜
みんな、休まないんですよね〜〜って、
先生もコロコロ笑われていました。
ピアノと受験を両立できるなんて、なんて幸せなのでしょう。
嬉しいですよね!
たぶん、あの子達はみんな、
小さい時からぴあれんを使ってきたから、
自分のタイプ、優位感覚、強みもわかっています。
目標設定も明確だし、タイムマネジメントも出来る。
ノートを使い続けながら、どんどんバージョンアップし、いつの間にかセルフコーチングが出来るようになっていったのでしょう。
そうそう、帰りがけに走ってこられたお母様からのお言葉。
「先生、ぴあれん、受験に役立つっておっしゃっていたけど、本当ですね」って!
そのお母様、7年前の私のセミナーにも来てくださっていたんだそうです。
この先生のお教室は、ブログもHPもありません。
チラシも作ったことがないし、
宣伝といえば、お母さん方の口コミのみ。
でも、評判が評判を呼んで大変な人気なのです。
限られた先生のレッスン時間を多くの生徒さんで分けるので、一人あたりの回数も少なく、時間も短くなってしまっているのですが、
誰もやめません。
むしろ、真剣にレッスンを受け、しっかり準備し、どんどん練習してきます。
コンクールでは優秀な成績を取る子が続出し、
まさに良い連鎖。
ぴあれんのお陰、
コーチのお陰なんです。
いつもそう言ってくださいます。
むしろ、私ができないことをコツコツと継続して検証してくださった、
そんなお姿に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今日は、嬉しくて心が躍りっぱなしの一日でした。
コーチングの本は、
ぴあれんキッズやぴあれん手帳のほか、
ピアノの先生のための教科書〜コーチング・ピアノレッスンvol.1,vol.2~
ピアノの先生のための自主ワーク〜コーチング・ピアノレッスン練習帳〜
もあります。
そうそう、日本の童謡や民謡のピアノ楽譜、「ピアノのしらべ」では、
巻頭ページに、エッセイと練習に関するコーチングチップを書かせていただいたっけ・・・
「ピアノのしらべ」に載っている国立音大のクラスメイト、小原孝さん編曲と演奏の八木節が、とてもかっこいいのでぜひ、聞いてください!
なんだか、久しぶりに、アマゾンで自分の本を見て懐かしくなりました。
手元に置いておいた本はお譲りしてしまったので、今度日本に行ったら、買っておかなくっちゃ。