Riezm Academy

レッスンで学んだこと

デュオのパートナー沼田先生と江崎先生のレッスンに行ってきました。曲はスラヴ舞曲のop72-5.と8です。
最初は軽い気持ちで、2人でCDを聴いていて「この曲、いいよね〜」とうっとりしているうちに「私たち40代に相応しい大人の曲よね」ということになり、すっかりいい気持ちになって遊びで弾いていました。
6月半ば、私のロンドン行きも決定し、「もしかして、これでしばらく2人で合わせられないかも」と思いだしたら、なにか形に残したくなってコンペに挑戦することにしました。
沼田先生は大学受験生の母、そして私の生徒さんを沢山引き受けて下さったので忙しいし、私も四十肩を抱えながらコーチングの勉強に没頭する毎日です。しかも、錆びかけたテクニックでの挑戦です。でも、2人で「私たちの音楽」を目指して勉強する事は、本当に楽しいのです。
これは、子供の頃、親に怒られながら、落ちたら恥ずかしいと思う一心で望んだコンクールとはエライ違いです。
という訳で、気分は前向き、やる気満々で江崎先生の所へ行ってきました。
さすが、先生のおっしゃることはすごい!
あんなにお忙しいのに私たちの弾く曲をすでに2枚のCDで聴き比べて、勉強済みです。
たった1枚ラベックを聴いて「素敵だけど、私たちには無理だわ」といってそのままにしていた私たちは、自分達の甘さにうなだれます。

演奏するピアノだけでなく、会場の広さ、前後の曲の雰囲気によって、弾き方を変える方が良いとアドバイスして下さりました。360度、頭と耳を使って、自分達の演奏をコントロールするのです。
「私たちのスラヴ」と自分らしさを出すことにしか気持ちが向いていなかったことに気づかされました。

また、作っていった楽譜も大きすぎて譜面台から飛び出していました。
そういった所で心構えが見えると言われて、コピー機とお菓子まで用意していただいて先生宅の2階で小さく作り直しました。でも!「ダメだね。まだはみだしている」。。。40過ぎてもまだまだ甘い私たち。
もう1度作り直しです。情けなくなりながらも、娘時代に戻って、先生に甘えてしまう。
ダメだね。と言われるとなぜか嬉しくなってしまいます。これって、なんか変?
レッスンの後は、娘時代同様、2人で冷蔵庫とお部屋のお掃除、夕食作りをして、すっかりいい気分で帰りました。