Riezm Academy

京都のセミナーレポートが届きました

ロンドン4日目。チャレンジングな毎日もだんだん慣れてきました!

ネットや携帯が使えないことで、今までどれほど文明の利器にどっぷり使っていたかがわかりました。

少しでも使えることに感謝して、今日も大急ぎでブログをアップします。

京都工芸繊維大でのセミナーを企画してくださったRさんから、嬉しいご報告がきました。

私も読んでいて、心にポッと花が咲くような暖かいエピソードでしたので、ご了承いただき、アップします。

働くママさんたち、ぜひ読んでみて!

 

〜〜〜

昨年、この研修の企画を思いつき、ドキドキしながら先生にメール差し上げたことがこのような形で3日間の研修として実現したなんて、今でも驚きを感じています。今まで先生のブログを拝読て、いろいろと考えさせられることが多く、
先生に思い切ったメールが書けたのも、その影響が大きかったと思っています。

私は先生のブログのほか、娘の塾であっせんしていたコーチングの本を読んだり
していたのですが、この研修を終えて、何かを変えたいと思ったら、変わるのも変えるのも、自分自身。

まず、自分のあり方が変わらないと、何も変わらない、ということにやっと気づきました。

今までの自分は、なんとなく上から物事を見ていたというか、利用者への対応、職場の人たちへの指導や、娘への接し方について、それなりにやってはいましたが、本当に相手のために親身になっていたかというと、よくわからない。
どちらかというと、自分が自分の義務を果たすために一生懸命になっていたような気がしてきました。Teach でなく、Coach、相手の中にある答えを引き出す、というのはとても覚悟がいることですね。それでいて、常に相手本位なのではないでしょうか。これからはそこに視点を置いていこうと思っています。そして、コーチングのことを、もっと勉強しようと思っています。

さて、前にFBで言っていました、うれしいことをご報告します。

研修の最終日、すごく雨が降りました。帰宅すると、上の娘が洗濯物を取り込んでくれて、部屋の中に干し直し、扇風機をあてて乾かしてくれていました。娘は家事に無頓着で今までそんなことをしてくれたことは一度もありません。
実は、その1週間ほど前、大雨が降っているのに娘たち2人とも全く知らん顔で洗濯物を干したままで留守番しており、すごく怒ってしまったことがありました。

が、この日は上の娘(しか雨が降り始めたとき家にいなかったのです)が、ちゃんと取り込んでくれたのです。
とてもうれしくなって、「ありがとう!」と言うと、「だって、やってなかったらまた怒られるし。」と言っていましたが。。。でも、私はその前に渡した手紙の効果(?)
だと思ったのです。

また、その翌日くらいには、上の娘が将来の夢について急に相談してきて、「○○になるには、どうしたらいいかな?専門学校とか、行きたいなあ」と言い出したのです。今まではそんな具体的な話を、しかも娘からしてくることなどなかったので、とてもびっくりしました。
娘の通っている塾では、コーチングを取り入れていて、「将来の夢を具体的に考える」というようなことをよくやっているので、たまたまそういう授業があったのかもしれません。
でも、やっぱり私は、これも手紙を渡したおかげだ、と思いました。

すぐに母娘関係がとても改善されるわけではありませんが、これからもぎこちなく、少しずつ
ずっと仲良しの母娘でいたいと思っています。
これが、ご報告したかった、うれしかったこと、です。

さて、一昨日(16日)は小学校の運動会で、娘たち二人とも元気に頑張っていました。
上の娘は6年生で組体操をしました。私に似て運動音痴な娘、技を失敗してしまい演技の後かなり落ち込んでいました。担任の先生が気にして、わざわざ私のところに、「失敗して落ち込んでいるけど、休み時間にとても頑張って練習していました。
 ぜひ過程を褒めてやってほしい」と言いに来られたほどでした。
でも、家に帰ってくるとけろっとして、何事もなかったように明るくしていました。
この子は、いつも明るくしているけど、本当に気持ちを切り替えたのか、何もなかったようにふるまっているのか、どっちかな、と思いながら、夜になってから「組体操はどうだった?最後の運動会、満足できた?」と聞くと、「満足だった。組体操、中学校に行ってもやりたい」と言っていました。私と違って強い子だな、と感心しました。また娘の新しい一面を発見することができました。

家のことばかり書きましたが、初日にみなさんの前で恥ずかしかったけれどセッションをしていただいて、よかったと思っています。もちろん、二日目の個人セッションもです。
普段、私はまったく自分の本音を話さないのですが、自分から本音を話さなければ相手の本音も聞けないですよね。もう少し自分の気持ちを外に出した方が、いいんだろうな、と感じました。これは少し訓練が必要そうです(笑)。

とりとめなく、長々と書いてしまい、申し訳ありません。いろいろ刺激の多い3日間でした。
というか、終わってから考えることの方が多い研修だったように思います。
でも、私はもっともっと変われるような気がしてきました。本当に先生の研修を受けられて
よかったと、感謝しています。

以上、大変遅くなりましたが、お礼とご報告を申し上げます。またブログを読ませていただきます。
時々はメールなどさせていただいても、よろしいでしょうか?

今回のことをご縁に、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

追伸:夫も、先生のブログを読んでいます。アマチュアホルン吹きの夫は本番に弱いのが
   悩みの種で、先生のブログでおすすめされていた「声楽家のための本番力」という
   本を図書館で借りて読んでいました。が、長くてとても読み切れないと言って、とうとう
   自分で買ってきました(高い本でした!)。毎日少しずつ読み進めています。
   「粘り強さ」は夫の強みだなあ、と改めて思っています。

 

〜〜〜〜

クールな親子関係のRさん。大人っぽくなってきた上の娘さんへの接し方に迷っておられました。

今さらぎゅっと抱きしめる、大好きだからね・・・なんて言うことに抵抗があるし、親子で照れてしまいそう・・・

ううむ。なんとなくわかる。想像できますよねー・

最初はどうしたらよいかわからないとおっしゃっていたRさんが知恵を絞って出した答えは、「娘さんにお手紙を書いて気持ちを伝えること」でした。

翌日、手紙を渡したRさんでしたが、娘さんは照れくさかったのかな?

Rさんが期待したほどの反応はなく・・・むしろ1番反応して喜んだのは(ついでに書いた?)旦那さまだったのでした!

セミナーでの報告は、そこまでだったのですが、勇気を持って行動を起こしたRさんの話を聞いて、自然と参加者全員から承認の拍手が出ました。

メールは、その後の話し。

娘さん、やっぱり嬉しかったのですね〜

「あなたのことが大好きだよ」って書いた手紙のお返事は、「お母さん、大好き!ありがとう」って言う行動でした。

まだまだぎこちないやり取りかもしれないけど、気持ちは伝えあった二人です。

気持ちを伝える、そして受け取る練習。

つまり、伝えて良かった!受け取って嬉しかったという経験ををご家庭で沢山積んでこそ、学校や社会で活かせると私は思います。

そんな経験が少ないまま育った子は、どのように自分の気持ちを主張したらいいかわかりません。

人からのフィ‐ドバックや褒め言葉のギフトも受け取れない、なんとなく寂しい人になってしまうような気がします。

 

ですから、嬉しい報告を伝えてくださったRさんに私も嬉しい気持ちを伝えたい!

Rさん、良かったね!

そして、伝えてくださってありがとう。