Riezm Academy

初夏の風

母の手術が近づいてきました。

妹の出産以来、50年ぶりの入院です。

簡単な手術だから2、3日の入院と聞いていたのですが、2週間も入院するそうです。

でも、母は自分の手術の事よりも、妹の病気の進行が心配心配で、

「あの子はママの言うことをちゃんと聞かない。様子が変だと思ったら、すぐに病院に行くのが普通でしょう」

「もう、ママは死んでもいいから、ママの命をあげたい」

と言って電話口で泣くのです。

そして「あなたからも病院に行くよう言ってちょうだいッ」としつこく言います。

 

今までは、母に負けて妹に電話していたでしょう。

でも、今の私には深い考えがある。

妹が病院に行かないのは、怠けているだけじゃない。

いろいろな理由があるはず。

潜在意識も探ってみなきゃ。

なかなか、私が「わかった」と言わないので、今度は怒って、すねる母。

ああ、いつものことだなあ・・・

私は静かに眺めます。

 

その後、妹に電話をして2時間近く、妹の話に耳を傾けました。

そこでも、言葉の裏を注意深く聞いていくうちに、

自己価値が落ちている事が明らかになっていきました。

落ちている妹に、少しでも光を・・・

ただただその思いで、話を聞き、心の仕組みやコミュニケーションのことなど、私の経験も踏まえて話しました。

最後まで、病院に行きなさいとは言いませんでした。

 

「お姉さん、ありがとう。軽くなったわ・・・」

その声を聞いて、本当の役目を果たす事ができたと思いました。

 

寿命を全うするには、

心を大切にすること。

感性をみずみずしくしておくこと。

リラックスすること。

許すこと。

 

ふと、緑の中に出かけたくなりました。

初夏のセントラルパーク。

 

初夏の風

アッパーイーストから入ってみました。

初夏の風

薔薇のアーチをにステキな鳥の巣発見。

初夏の風

綺麗な鳥でした。

初夏の風

魚釣りを楽しむ少年とそれを見守るおじいちゃんとおばあちゃん。

ありふれた光景。

でも、とても幸せなひと時。

初夏の風

初夏の公園は、香りの強い白い花がさりげなく咲いています。

初夏の風

懐かしい雑草。シロツメクサ、蓬、がま・・・

初夏の風

ミツバチマーヤも大忙し!

初夏の風

日本の菖蒲園には及びませんが、自然に生えているのも、好し。

初夏の風

セントラルパークには、あちこちに巨石があり、子供たちのチャレンジの場となっています。

初夏の風

ママァ〜〜〜パパがお魚を釣ったよ!と、大興奮。

キラキラ光るお魚を見せてくれました。

初夏の風

公園を横断してアッパーウエストに着きました。

こんな名前の通りに住んでみたいなあ〜