昨夜はバービカンで行われたバッハコレギウム・ジャパンの最後のヨーロッパツアーのコンサートに行ってきました。
曲は「ロ短調のミサ」
チケットを下さった方から「垂涎もののコンサートですよ」とは伺っていましたが、地味な大曲、マイナーな日本のオーケストラとコーラスだし、会場はガラガラかな〜と思いきや、ほぼ満員の観客で埋め尽くされすごい人気です!
知らなかったのは、私だけだったのか〜
指揮の鈴木氏は、白髪の断髪&ひげでオーラの溢れる存在です。
信念と自信、曲への理解と思いが、表情や楽譜をめくる指先に溢れ、ただ、ただ、凄い・・・という言葉しか出てきません。
1990年に生まれたこのオーケストラをここまで成長させてきたのは、この方ありきか!と唸ります。
ちょうど、コーチングでリーダーシップを学んでいるので、真のモデルを目の当たりにして、思いもさらに深まります。
会場の美しい木の色とオーケストラの古典楽器で奏でられる素朴な木の音。
何層にも重ねられて色合いを増す美しさに心が癒されていきます。
常にギアをトップにして走る私にもこんな時間が必要なんだと思います。
通奏低音を弾く奏者たちの楽しそうな事!
フーガの美しさ・・・
鈴木氏の安定したテンポと行き届いたアーティキレーションは、複雑な曲であるのに安心感を感じさせます。
音楽に癒される事を実感した夜でした。